道路に使うって集めたカネを他に使うのは、やっぱり、約束違反やろう。。。 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

道路に使うって集めたカネを他に使うのは、やっぱり、約束違反やろう。。。

6/15(木) 国は、ホント、いろいろな名目で、税金を集めている。その中でも、道路公団改革でも有名になった、道路特定財源というものがある。道路を整備するために全国の7800万人もいるドライバーが、受益者負担という大義名分のもとに、せっせと納め続けている税金である。この自動車を持ったり、使ったりすると、知らないうちに取られている税金を皆さんは、よくご存知だろうか・・・。

 自動車取得税という、車を買ったときに払うお金が、取得価格の何と、3%。毎年5月に払わされる、自動車重量税という車を持っているだけで払わされる税金が500㎏あたり2500円。これ2トンの車なら10000円や・・・。揮発油税という自動車燃料にかかっている税金が1リットルあたり、24.3円。1リットル135円のガソリンのうち、18%以上になる。。。地方道路税という都道府県が集める税金が燃料1リットルあたり4.4円。その車がトラックなどのディーゼル車だったら軽油引取税。これが1リットルあたり15円。石油ガス税というのが1㎏あたり17.5円。何と、これだけの税金を知らないうちに我々は支払っているまである。

 ところがところが、実はこの数字、本来の法律に載っている税額で、今では、これだけでは足りないということで、何と30年以上前から「暫定措置」として、ずっと、これよりはるかに高い税額を払わされているというからビックリである。この税額というのが、けっこうスゴくて、自動車取得税が本来の1.7倍の5%。つまり、200万円の車なら、10万円。。。。。自動車重量税が2.5倍の0.5トンあたり6300円。揮発油税が2倍の48.6円/リットル。地方道路税が1.2倍の5.2円/リットル。軽油引取税が2.1倍の32.1円/リットル・・・・こんな調子なのである。。。それも、「暫定的」やったはずが、ずっとず~っと延長延長されて、30年以上も払い続けさせられているのである。

 この額がどんなに高いか、と言えば、今135円で入れているガソリンの内、48.6円は税金ってことや。これにまだ5.2円の地方道路税が乗るから、53円80銭は税金ってことや・・・。つまりもしこの税金が無かったら、ガソリンは1リットル、たった81円そこそこで入れられるっていう事になる。50リットル満タンで入れたら、支払額6750円のうち、何と、2690円も納税しているってことなんや。。。そら、たくさん集まるはずや。この税金、ものすごく高い。。高過ぎや・・・。

 ところが、高速道路やら一般道の整備が一巡して、この「道路のためだけに使う約束の税金」が、だんだん余りだしてきた。本来なら、税率を元に戻して、この石油高の危機を乗り切るために、調整すべきなのに、こいつらは、そうは考えなかった。現在、政府はこれらの高いままの税率を維持したまま、道路整備以外にも使おうと、画策しているようである。つまり、このお金自身が利権になってしまっているのである。

 まるで、社会保険庁の構造と一緒やね・・・。国民から集めたお金を、何とか自分たちの好きに使いたい。。。この大きな願いが、国家公務員さまの願望なんやろうね。。。しかし、こんなことを許していたのでは、「筋が通らへん」。。。。道路の整備に必要やから、道路を使っている人、つまり車を持っている人、車で物やら人やらを運んで、儲けている人から、お金を取りますよと言って集めたお金を、他の使途に使ってしまったら、これは一種の詐欺行為である。道路を使わせてもらっているのやから、仕方がないと、トラックやタクシーの会社は、大変高額の税金を納めているのに、これが、議員や公務員の給料にされていたら、いったい何やんにゃ・・ということになるやんか・・・。だから、これでは、約束違反やんかと、みんな怒っている。。。

 例えば、あなたが、車の重量が1.5トン未満の車を180万円で買ったとする。これを30数年前の、本来の税率に戻して計算すると、何と66600円の減額になる。この額はバカに出来ない額や・・。これが2トン未満で300万円もする車やったら、99600円も安くなるんや。つまり、これだけこの30年以上もの永い間、たくさん税金を払わされていたという事や・・・。いくら考えても取りすぎやろう・・・取得税も・・・・。

 金が余っているのなら、高速の借金返済(償還)に回せや。それをしないのやったら、税額を下げろや・・・。この財源は、今の時代では、庶民いじめ以外の何者でもない。ガソリンが1リットル80円台やったのが135円。軽油が50円やったのが93円。原油の高騰で、みんながヒーヒー言っている時に、何で政府だけ、率で取る税金が増えなければならないのか。。。原油が上がったら、政府の税収まで上がるのは、明らかに、おかしいやろう。。。高くなりすぎないように、政策的に税率を落とすとか、政府の備蓄している原油を市場に放出して、価格の変動幅を抑えるとかするのが政治の役割やろう。。。

 役人連中が最も恐れていることは、金が入らなくなる事や。これを高速の償還に回さないのも、借金の返済が終わってしまったら、自分らの仕事が無くなってしまうからなんや。。。道路特定財源は、その目的を大方達成しました。だから廃止して、もっと安い別の税金にします・・・。これを、最も怖がっているのやろう・・・。だから、奴らは必死である。でも、筋の通らない税金をいつまでも、残しておくのは、ナンセンスである。1日でも早く、本来あるべき姿に変えないとあかんやろう。。。もう高度成長期ではないのやからね。。。。

それとも、日銀のオッサンみたいに、Mファンドなんかで。自分の懐を潤すために、こいつら、仕事しとるんか。。。パブリックサーバントなんていう「きれいごと」は、もう返上して、しまったらどうや。。。しらこ過ぎるわい・・・。