日本人より義理堅い台湾人
5/16(火) 昨日の夜、ふらりと外国からのお客さんがあった。台湾人の李さんである。李さんは、20年ほど前に、我が家の離れに2年間下宿されていたご縁で、日本に遊びに来られるたびに、我が家に寄って下さる。下宿時代の彼女は、27歳ぐらい。こっちは30歳ほどだったから、お互い、歳を取ったねと、昔話や、昔の写真を見ながら、楽しい時を過ごした。もっとも、私の家は昨年、全部建て直してしもたから、昔の思い出のかけらも無いけれどね・・・。
李さんは台北出身なので、昔、一度だけ、まだ上の子供が4~5歳だった時に1度、家族で台北まで、遊びに行った事があった。台湾の人は、大変義理固い人が多くて、李さんがそのとき、たまたまドイツ旅行中だったため、代わりに李さんのお父さんや、一緒に日本に来ていたヤンさんという方とその弟さんが、それこそ、ピッタリ観光ガイドと食事なんかのお世話をずっとして頂いて、大変恐縮した覚えがある。
李さんのお父さんの年代は、その昔、台湾は日本の一部だったこともあり、かなり流ちょうな日本語をちゃんと話される。貿易の仕事をされているお父さんは、ライオンズクラブにも入られているそうである。台湾といえば、中小企業の社長さんが多いところという印象が強い。皆さん、なかなかのお金持ちで、物価も流行も日本と変わらないという感じである。
ただ1つ困った事は、食事の時に、私たちに全くお金を払わせてくれない事である。李さんたちが日本に滞在中、少し遊園地へ連れて行ってあげた位で、大して何のお世話もしていないのに、こんなに歓待してもらって、どうしようか・・・。そんな感じだった。日本に帰ってから少し御礼をお送りしたのだが、使わせてしまったお金の方が、はるかに多い・・・。
台湾に住む人の多くは、対岸にある中国本土のシャーメン(日本名で廈門アモイのこと)辺りが出身の人が多いと聞く。蒋介石の国民党が毛沢東の八露軍に追われて、台湾に逃げ込んだ後も、きっと、共産主義を嫌って、渡った人も多いのだろうね・・・。香港と台湾は、同じ中国人だが、自由主義で大きく発展した。今、中国の興隆があるのも、この2つが中国の国内やすぐ近くにあった・・・。この影響が大変、大きいと私は思うのである。香港や台湾で成功した人たちは、中国本土にどんどん投資していて、これが中国経済を堅調に下支えしているからである。
もともと、共産党一党独裁、政権に反対は一切許さない、民主的な選挙は1回もやったことがないこんな中国が、大きな自己矛盾を抱えながらも、発展してこれたのも、全世界に散らばった華僑パワーと、香港台湾マカオなどの、自由主義の先導役が居たからであると思うのである。実際、李さんのご兄弟は、上海やら大連などに会社を作って、ガンバッテおられるという。めまぐるしい改革の仕掛け人は、こうした人たちだったんやね・・・。と、変に納得してしまうところがある・・・。
近年、日本と、中国韓国の間の仲が、極端に悪くなっているという。ところが台湾や香港の人たちは、日本のことが大好きな方がまだまだ多い。これは何故なんだろうか・・・。韓国や中国は国策で、反日教育を行っているから、若い人はこの影響で日本の軍国主義復活を恐れているという人がいる。反対に戦争を本の上でしか、知らない世代の人は、戦争のあほらしさ、意味のなさ、人の命の尊さ、後に残る虚しさなんて、まるで知らない。血気盛んにワァーワァーやりたい時期もあるのは仕方ないのやろうけど、もうちょっと、大人の対応が出来る国に早くなってほしいものや・・・。
日本も、1960年代には、安保紛争やら、反米運動、労働争議などいろいろ国内的に不安定な時期があった。丁度、中韓は、これがいっぺんに、来ている。こう見てあげたらどうやろう・・・。いちいち、日本まで、同じようにムキになって、対応していたらあかん。もちろん、突っ張る必要もない・・・。日本は大人の対応で、少し距離を置いて、じっと見つめていればよい。いつか、落ち着かれたら、良い隣人になれると信じること。これも必要や・・・・。