どうするアイフル・・・ | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

どうするアイフル・・・

4/17(月) チワワなどを使ったユニークなコマーシャルをやっているアイフルというサラ金業者が金融庁から業務停止の処分を食らった。この会社は京都の五条烏丸に本社があり、全国に1800もの営業網を持つ業界第三位の会社なんやそうや・・・。おまけに、上場までしていて、異例の業務停止まで至った原因は、いったい何やったんやろう。。。。

 京都というところは、お土地柄なのか、もともと都市銀行の基盤が弱く、その代わり、信用金庫のシェアが異常に高いところである。京都中央信用金庫と京都信用金庫という2大信金は、全国でもベスト2と3の資金量を持つというのを聞いたことがある。なぜ、こんな風に、京都の金融界がなったのかは、判らんが、京都が中小企業の街である、というのも、間違いがない事実である。

 京都の町衆は、こじっかりした経営をする。そして、お金がいるときは、同業者同士で融通しあったり、助け合ったりする気質があったのやと思う。だから、大手の銀行のように、通り一辺倒の対応しか出来ないところは、流行らなくて、融通や、小回りの利く金融機関が伸びて行ったんやないかと思われる。

 呉服関係の会社は、自社の商品の貸し借りを平気でするし、お互いの振り出した約手をお互いに保証し合ったり、台風手形(台風の来る日が年の初めから数えて210日ぐらいだったことからこう呼ぶ)という、大変支払いサイドの長い手形で支払ったりして、儲けより、取引先との信用と、取引の継続を大事にしてきた。有る意味では、リスクの分散を図ってきたのやろうが、バブルの崩壊の時は、この互助システムが仇になって、どんどん呉服会社が倒産廃業したけどね。。。

 京都はそんな街だから、約束手形での支払いが多かった。約手は、ある一定期間支払いが猶予されるが、期日が来たらちゃんとお金になりますよというものである。ところが、支払いを早くやらなければならないとか、資金繰りが苦しくなると、受け取った約手を期日まで持っていられない。だから、業者に渡して、この約束手形を現金化してもらう商売が盛んになった。

 いわいる、手形割引である。これで伸びたのが、昔の「日栄」今のロプロである。この会社も「借金返せへんなら、じん臓売れや。。。」で有名になった会社や・・・。もし、その会社に資産があるのなら、普通はそれ担保を入れて、銀行から借入が出来る。でも、担保できる資産も無しに金が必要になると、高利貸しに金を借りた。いわば、自然発生的にお金を貸す仕事がどんどん増えて、そんな会社が大きくなっていった。それが今のアイフルのような金融会社やろう。。。

 お金を貸すという事は、本来極めて公益性の高い仕事であるはずである。ところが銀行はお高くとまっていて、なかなか悪い条件があると金を貸さないものである。住宅ローンなどを組んだ事のある人ならご存じだろうが、銀行でお金を借りるには、もし借金が払えなくなったら、かわりにこうしますという誓約書とかをいろいろ書かせられる。土地や家屋が借金のカタに取られるのはもちろん、借金を肩代わりする連帯保証人、保証協会という、保証料というお金を払って、保証してもらう組織にも依頼されるし、万一死なれたら困るというので、生命保険まで入らされて、その保険料も払わないとあかん。死んでもその死亡保険金で、借金がチャラになるようにしているのである。

 絶対に取りっぱくれが無いようにしているのが、銀行。リスクを背負って、その代わり高い金利を取っておるのがサラ金。そんな構図やろうね・・・。そのサラ金も、今では、ローン会社やとか、クレジット会社とか、体裁良く名乗ってはいるが、所詮、金貸しは金貸し。まっとうな人なら、ちゃんと銀行でお金を借りれば良いものを、そこで借りられない人がバカほど高い金利を承知で金を借りよる。今の世の中、ちょっと今月ピンチだからと、平気でお金を借りてしまう人が多いのも驚く。

 ずるいのは都市銀行で、こんなサラ金にバンバン裏で金を貸しておる。銀行はサラ金を使って、本来ならお金を借りられないような人にまで、事実上、迂回融資をしているとも言えるのである。サラ金のバックには、いつも都銀がおって、裏で操っておる・・・そんなところやね。。。

 人様から、お金を借りるということは、お金を返すのが前提。そもそも、サラ金から、まともな人が、カネを借りるわけがない。返せないかも知れない人が借りるのである。何の担保もなしで貸す方も貸す方だが、貸す限りはそのリスク分を上乗せしておかないと、あかんから、当然貸し出し利率は高くなる。高い金利になったら、余計返せない。となると、取り立て屋の登場である。

 この世の中はお金で回っている。人からお金を借りたら、返すのがあたりまえなのに、返せなかったら、当然、取り立てられる。それが嫌なら借りなければよい。人に金を返せと言う仕事は、本当は、とても嫌な仕事である。だから、儲けや稼ぎが低いと、やってられない。成り行きとして、この手の仕事をやる人は、柄の悪い人になる。すごみを効かせた兄ちゃんが、金返せと言わないと、若くてカワイイか弱い女の子がいくら督促しても、金は返って来ないからねぇ。。。

 今回、アイフルは、お金を貸す金利が高すぎるから業務停止になったわけではない。金を返せと督促するやり方が、少しエグかったかららしい。。。。これは、アイフルだけやないが、借金の取り立てに、良い・悪いのルールなんて、無い。強いて言えば、そんなところから借りた人が悪いのである。マスコミも、サラ金業界から大量の広告料収入を得ているのやから、同じ穴のむじなや・・・。テレビのコマーシャルやら、新聞のチラシやら、何の規制もなしに、普通の人まで、ちょっと借りてみようかと、思わせるような、今の世の中、ちょっと異常やないか・・・。街の一等地に並ぶサラ金のATM・・・。これだけは使ったら最後であると、その前に大きな立て看板でも立てとけや・・・。

金を出す者が強いのは、世の常や・・・。でも、今回、異例の業務停止処分を食らったアイフル。さて、どうするアイフル。。。