銀行の敷居
4/4(火) 全銀協という銀行の団体は、日本全国の銀行で、2008年1月から、ATMによる自動振込を1回10万円に制限すると発表した。欧米をはじめ、世界各国で進められてきたマネーロンダリング防止が目的で、利用者には、不便がかかることも考えられる。つい、この前には、銀行は100万円以上の振込が出来なくなったばっかり・・・。何か、規制がどんどん厳しくなるなぁ。。。銀行さんは過去最高益を出しているのにね・・・。
ただ、この措置は、本人確認が出来ないATMによる振込を制限したもので、その銀行に口座を持っている人が、自分の通帳やカードを使って振り込むのは、対象外ということである。だから、現金を銀行に持ち込んで送金していた人だけがこの規制を受けることになる。これは、不正に取得した金を、銀行に持ち込んで、海外送金するのに、身元が明らかでない人を事実上閉め出して、送金させないようにすることになる。
不法滞在の外国人が、日本に出稼ぎに来て、母国にお金を送っていたのが、この不法滞在者は銀行に口座が持てないから、これからは出来なくなるということや。。。逆に、今までは日本では誰でも簡単に出来ていたのやから、これは怖い話や・・・。北朝鮮への送金なんか、直接は無理でも中国やら第三国経由で、やり放題やったんやからね・・・。
どこの誰でも振込手数料さえ払ったら、自由にお金が送れるというのは、便利で良いことのように思われがちだが、実は大変怖い事でもあったわけである。中国の蛇頭やら、北朝鮮の工作員やら、南米や中東からの出稼ぎ労働者を斡旋して甘い汁を吸っておった、ヤー公くずれなんかにとったら、この措置は、大打撃やろうね。。。
脱税しとるヤツも、困るはずや。香港やらスイスの海外口座へ送金していた金も、隠せなくなるから、調べようと思ったら、税務当局に丸見えになってしまう。ホント、この措置、遅すぎたぐらいや。。。反対に外国人にとって、日本の銀行を利用するには大きな障壁が出来たことになる。銀行にちゃんとした口座を持っていることがアメリカと同じように日本でもステータスになる時代が来る事になる。逆に口座を持つことだけに維持管理手数料を取る銀行も出て来る可能性がある・・・。
銀行にとって、良い顧客は、大口定期をしてくれる客であり、それを担保に、お金をたくさん借りてくれる客であり、利益の高い外貨預金の手数料をたくさん払ってくれる客なのである。年金を受け取ったり、両替をするだけ、毎月1万円の積立預金をするような客は、はっきり言って、儲からない客だから、こんな赤字の客は排除したいのが本音なのである・・・。
私は昔、学生時代に2ヶ月ほどアメリカに行っていた事があるのだが、その時、向こうの銀行に両替などの用事で何度か行くのだが、若い東洋人なんか、向こうの銀行は全く相手にしてくれない。クレジットカードも持たない人は、人にあらずという態度やった。アメリカという国は、移民の国なのだが、ロサンゼルスあたりには、不法入国したメキシカンなどが、山ほど住んでいる。こうした人たちは、銀行などは敷居が高くて近づけない。
この時も、私が列に並んでいたら警備員がしずしずと近寄ってきて、何をしにきた。IDは有るか。本当に金は持っているか。パスポートをチェックさせろ。武器は持っていないやろうな・・・。こんな調子である・・・。まぁ、それだけ銀行口座を持つということだけが大変な事で、身元がまともじゃ無い人は、銀行制度自身も使えないようにガードしていたんやね・・・。この時代が日本でも来た・・・。そういうことやろう。。。
日本人は中流意識が世界一高い国だから、銀行なんて1円有れば、ただで通帳を簡単に作ってくれるし、どこでも偉そうにしていれば、銀行員はへいこら、するもんやと思いこんでいる。ところが、国際化によって、世の中には、身分証明を持てない人も意外と増えてきた。そういう事やろうね・・・。両替にも手数料を取る。同行の振り込みにも手数料を取る。小切手やら手形の用紙まで値上げ・・・。いつまでも、ええ顔だけは、してられない・・・。所詮、銀行も金貸し、サラ金、まち金なんかと基本的に変わらない・・・。金を貸す時と、金を預かる時のギャップはすごいもんや・・・。