愛着について考える。
改修工事をするとよくある話ですが、
『ここは触りたくない。これはお父さんと私が若い頃に、、』
住まい手の想い入れ とか 愛着 と言われるものです。
半ば諦めの境地で、『でも、ダメですよね。』と言われると
これは、全力でどうにかしたい!と思ってしまいます。
状態的に、性能的に、強度的に、明らかに良くない。
技術者としてはそこはよく分かる。
それを新しいものに入れ替えて、状態をリセットすることが
一番『手っ取り早い』方法だということは、百も承知の上で、それでもなんとか残せないかと考えます。
想い入れというのは、時に自己を犠牲にしてでも守りたいとまで思うもので
それを、我々に否定することはできません。
そして、その危険を取り除くことや強度的に問題ない様に補強することはできる。
そこに技術提供をしたいなと。
そう思います。
どうしても良い方法が思い浮かばないこともあって、むしろそちらの方が多いかもしれないけども、けどチャレンジはしたいなと思っています。
だって、ピンピンの新しいものもモチロン良いんだけど、
歴史を刻んだ味わい深いモノはそう手に入りませんから。
それが、その住まい手の歴史ならなおさらです。
作るのも技術。
なら残せるための技術もあって良いのではと思った次第です。
