広がりの見え方を考える。
広がりと広さは違うのか。と言うことを考えてみます。
広さは、タテとヨコと高さで表される モノの大きさとすると、
広がりは、実はそれほど広くないのに『広く見えるよね』と言う感覚のことです。
なんだか、よくわからない話ですが、広さは何か比べるものがあって初めて認識できる。
ということです。
テレビや雑誌でよく見ますよね。
・クジラと一緒に観光バスのイラスト。
・ミニミニラジコンと米粒の写真。
・お父さんが釣った魚とタバコのケース。(500円玉の時もある)
全て大きさを伝えるための 『対比』 です。
これ、空間も同じことが起こると思っています。
例えば、大きな空間に一人居ると広さがよくわからない。
そこにいつも寝ているベッドを持ち込むとベットと残りのスキマで空間の広さがよくわかる。
こんなことを建築の表現としてできないか。
ということです。
写真は、広い空間で、すこーしだけ囲われ感を出しつつ、しかし個室ではなく、
でもそわそわしない程度に開放感がある。
そんな打ち合わせスペースを考えた時、答えは 手前の小壁 でした。
住まいに置き換えると、柱でも良いと思います。
ポンと一本柱があると、その柱の周りに領域ができて、広い空間がそこを境に
緩やかに区切られる。 ”気がする” この気がするが大事だと思っています。
緩やかにつながり、緩やかに区切られている。
それは、壁だけではなく、柱だったり、腰壁だったり、大きなものではなく、小さなものが多いのでは。と思います。
その柱に、子供の成長に合わせて、身長の刻みがあったりすると、
それは住まいの中心的な場所になるんだろうなと思います。
