ラーメンフリークなら一度は訪れてみたい、あのラーメンを食べてきた。


憧れやら幻やら秘境系と言われるのは、いくつかのハードルがあり、そうやすやすとは食べられないラーメンだからだった。


実体験をもとに、完全攻略法を作成することにした。


「琴平荘 完全攻略法」


営業日:10月1日〜5月31日

11時〜14時

定休日:6月1日〜9月30日

毎週木曜日 12月30日 12月31日 1月1日

※営業期間中でも臨時休業の場合あり


場所:「琴平荘 中華そば処」

山形県鶴岡市三瀬己381-46

駐車場あり

JR奥羽本線三瀬駅より約1.3km

0235-73-3230


1.「琴平荘」に行こうと決めたら、その日が確実に営業しているのか、必ず確認する。

休業期間や定休日、臨時休業や営業時間。


2.入店方法には、自動番号札が導入されている。

自動番号札の発券開始時間は8時。

8時前なら「琴平荘」正面玄関の前に並び、正面玄関の開場を待つ。

8時の正面玄関開場後「琴平荘」に入り、入り口で靴を脱ぎ下駄箱にしまい、スリッパなしの状態で通路を進み、ラーメンが食べれる大広間の入り口左側の自動番号札発券機から番号札を取る。

番号札はひとり1枚ではなく、人数に関係なく1組1枚を取る。


8時以降の正面玄関開場後なら、正面玄関から「琴平荘」に入り、入り口で靴を脱ぎ下駄箱にしまい、スリッパなしの状態で通路を進み、ラーメンが食べれる大広間の入り口左側の自動番号札発券機から番号札を取る。

番号札はひとり1枚ではなく、人数に関係なく1組1枚を取る。


3.番号札を手にしたら、番号を呼ばれるのをひたすら待つのだが、ラーメン提供開始時間(営業時間)は11時、1番の番号札でも大広間のテーブルに着席できるのは11時頃となる。


ラーメン提供スピードはスローである。


ラーメンを食べれる大広間には、テーブルが12個あるが、人数に関係なく1テーブルに1組が基本のようで、ひとりでも1テーブル、4人でも1テーブルであった。

8人なら2テーブルを使うのかな?

私が見た時は、他人との相席はさせていなかった。


4.8時に番号札をゲットしても、11時の営業開始まで3時間ある。

待合室として広間が開放されているので、そちらを利用するのがよい。

場所は、ラーメンを食べる大広間の手前右側で、ラーメンを食べる大広間よりは小さいので中広間とするが、この中広間が開放されているので、座ったり寝転んだりと各々リラックスしながら11時の営業開始を待つことができる。

勿論トイレもあるので安心だ。


5.仮に番号札が20番だとしよう。

11時の営業開始頃には中広間で番号を呼ばれ、ラーメンを提供される大広間への入場を許される。

しかしテーブルは12個なので、テーブルに付けない8組は、この大広間の入り口左側の待ちスペースで番号を呼ばれるのを待つ。

大広間内でのテーブルへの誘導も番号札順に呼ばれ案内されるので、椅子取りゲームのように焦る必要はない。

中広間から大広間への許可は10組単位、大広間の待ち合いスペースからテーブルへの許可は1組づつだ。


大広間入り口には、今何番目のカウンター表示がしてあるので、目安にするとよい。


6.大広間左側待ち合いスペースで番号を呼ばれ着席、いざ注文の時がきた。

中華そば(醤油)、味噌、塩とあるが、初めてなら基本系の中華そば(醤油)だ。

この基本系の中華そば(醤油)にもあっさりとこってりがあるのだが、ここは断然こってりだ。

SNSでは食べた人の評価は色々あるが、私は自信を持って断言する。


琴平荘はこってりだ!


こってりというが、一般的なラーメンと比べても「琴平荘」の中華そばはさっぱりしている方なので、こってりという表現があっているのか疑問だが、「琴平荘」のさっぱりと比べればこってりなのかなとは思う。

私は昔ながらの醤油ラーメン、いわゆるさっぱり系の醤油ラーメンが好きなのだが、「琴平荘」のさっぱりラーメンは油分が少なく、ラーメンスープなのか蕎麦汁なのかと思うレベルのさっぱり。

これも断言しよう。

さっぱりがまずい訳では全くない。

しかし私の思うラーメンのさっぱりというレベルのさっぱりではないのだ。

麺料理としては十分美味しいが、ラーメンと思うと「コレはラーメンなのか?」いう感じ。

二日酔いの時に向いているラーメンのさっぱりだな。


7.トッピング的な具もいくつかある。

焼豚、メンマ、海苔、煮卵、長葱、黒磯海苔、いづれもとても美味しい。

基本のラーメンにトッピングされていない煮卵や黒磯海苔の追加をオススメしたい。


秘境の絶品ラーメンだと思う。


どこのラーメンに似ているか?と聞かれたら、昔々東京の下町厩橋にあった、新雅という中華料理店のラーメンにスープが似ていた。

新雅は絶品だった。

新雅は地下で店主が麺を手作りしていて、それは々人気の中華料理店であった。

今はなき新雅と秘境の「琴平荘」、共に幻のラーメンではあるが、「琴平荘」は食べることができる幻のラーメンなので、幻ではないのだ。


食べるか食べれないかはあなた次第なのだ。