アメリカの消費者物価指数の伸びが市場予想を上回ったことを受けて、金融引き締めが続くとの観測から、円安が進んだ。
アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引く。
財務省はいつものフレーズ、「必要があれば適切に対応していきたい」と述べて、市場の動きをけん制した。
分かりやすくいうと、「ことと次第によっては為替介入するぜ!」って匂わせている。
ちなみに為替介入とは、「外国為替平衡操作」のことである。
実際為替介入しなくても、匂わせているだけでも、一時的ではあるが効果はある。
なぜなら日銀が2022年9月22日に、24年ぶりに「円買い為替介入」を実施しため、匂わせただけでも「又やる?」と思われ、若干の効果がある。
まさにけん制だ。
2022年の為替介入の実施総額は9.2兆円なので、持続的な効果がなくても、匂わせだけでチラッと効果があれば、けん制したかいありなのではないか。
専門家には為替介入は焼石に水という人もいるが、9.2兆円投入して大した効果がないのなら、ハッタリと演技で「武士は食わねど高楊枝」的な、食べてないけど食べてお腹いっぱいを演じるパターン、為替介入してないけどする感じからのした感じを出して、したなと思わせて為替を安定させる。
日銀がんばれ!!
ど素人の私のこれからの想定為替レートは1USD 150円〜155円だ。
1USD 100円を切っていたバブル期は泡沫の夢。