年々 あんこ が美味しいと思う。
昔よりお酒を若干控えていることが要因ではないかと分析しているが、あんこが美味しい。
あんこといえば、こしあん派とつぶあん派に分かれる。
〈こしあん派〉
比較的愛知県近辺より東の地域に好まれる。
なめらかな舌触りで、上品なあんこ(和菓子)であるとの認識がある。
一般的に向いている和菓子は、羊羹、水まんじゅう、桜餅、だんごetc.
〈つぶあん派〉
比較的京都を除いた愛知県近辺より西の地域に好まれる。
小豆の食感がアクセントになり存在感がある。
一般的に向いている和菓子は、きんつば、どら焼き、たい焼き、たいこ焼きetc.
あんぱんだって、こしあんとつぶあんの二種類おいてあるお店が多い。
こしあんのあんぱんだと思って、買ってかじって、あっつぶあんじゃんだったり。
つぶあんだと思って、買ってかじってアレこしあんかよ、のびっくりは日本のあるあるである。
好みが分かれる食べ物なんでしょうね。
私はつぶあん派。
やっぱりあの小豆の食感がいい。
先日TVで和菓子屋があんこを作る工程を放送していた。
まずみた感想は、どっちも手間がかかる。
次に、同じ煮た小豆をミキサーにかけたのがこしあんだろうぐらいに思っていたが、全然違う。
あんこの作り方の基本は、小豆を洗って水に漬け長時間小豆に水を吸水させることから始まる。
給水させた小豆を水で煮るのだが、小豆のアクや渋を取るために、火を入れて煮汁をすて、再び小豆を水で煮るという工程を繰り返すようだ。
その後の工程は、こしあんとつぶあんで分かれる。
〈こしあんの作り方〉
煮た小豆をつぶし皮を取り除く、こした小豆に水を入れ沈澱させ上水を捨てるを繰り返した後さらしで脱水をし、砂糖を入れて練り上げる。
〈つぶあんの作り方〉
砂糖を入れ、小豆の食感を損なわないように粒を潰さないでツヤがでるように煮る。
こしあんの工程すごい手間。
つぶあんとこしあんは、平民と貴族ぐらいの違いがあるように感じた。
両方ともやったことはないが、つぶあんなら頑張れば作れそうな気がするが、こしあんは作れそうにはない。
白旗をあげるレベルだ。
本来はつぶあん派だが、こしあんを食べようと思う。
手間が数倍違う。
今後は積極的にこしあんにしよう。