2024年2月5日月曜日の天気予報は、都心でも警報級の大雪の恐れ。


警報級の大雪って。


しかも週の始まり月曜日に。


TVニュースでは、「不要不急の外出は控えて」


不要な外出ってそうそうないと思うのは私だけだろうか。


電車やバス等の公共交通機関を止めない限り、出勤しないといけないのが日本ではないだろうか。


大雪というと思い出す。


昔々私は韓国ソウルから2時間30分のフライトで成田空港に到着した。


成田空港到着前から、機長から関東に大雪が降っているという機内アナウンスがあったが、成田空港の景色は私の想像を遥かに超えていた。

その年の韓国は海が凍る程の大寒波で、ソウルを出発できるかばかりを心配していたが、大雪は東京だった。


飛行機は無事成田にある東京国際空港に定刻より早く到着した。

しかし、そこからが苦難の始まりだった。


私は空港まで車で行っていた。


預けてある駐車場の送迎バスに乗り駐車場に到着すると、一面の銀世界が広がっていた。

駐車場のスタッフに、「ノーマルタイヤだけど大丈夫ですか?」


ダメなのか?

そんな状況なのか?


ハンドルを握り、まずガソリンスタンドに飛び込みガソリンを満タンに給油、窓ガラスのコーテンを念入りにし、トイレに行き、スーツケースからお土産に買った食料と水を出した。

スタンドの人に、「ノーマルタイヤだけど大丈夫ですか?」


ダメなのか?

そんな状況なのか?


気休めに車のSnowボタンを押して、スタンドを出て高速道路に入った。


高速道路は想定内の大渋滞ではあるが、完全には止まっていない、ノロノロで走ってはいる。

コレなら大丈夫だ、ノロノロたりとて走っていればいつかは帰れるし、事故の危険も低いと判断した。

運転を連れに代わり、「疲れたり、危なくなったら言って、まずは寝る!」とシートをリクライニングさせ寝た。


2時間後目を覚ますと、全然進んでない。

運転を代わり、今度は連れがお休みタイム。


運転の交代を繰り返しながら成田空港を出発してから4時後、ソウルの友人から無事帰れたか?と安否確認の電話がくるが、カクカクシカジカと説明する。

韓国土産を食べながら、大雪の中ノロノロ運転で、帰宅が遅くなるが無事日本に着いている連絡を入れる。


2時間30分で韓国から日本に帰ってきて、成田空港から家まで9時間かかった。


9時間はしびれた。


しかし、ほっとするのはまだ早い。

今度は駐車場が大雪で車が入らないので雪かき、自宅の玄関まわりも雪かき。

翌日車が動かないと困るので、車にチェーンを巻いた。

大雪のせいで散々な目にあった。


さて、明日はどんなことになるのだろうか。


不要不急の外出は控えたいが、仕事がある。

仕事はあるが、本音は外出したくない。