2024年は「令和6年能登半島地震」という天災からスタートした。


私の元日といえば、南の島でエメラルドグリーンの海が見える部屋でのんびりお昼寝をしていた。


小さい音でつけていたTVから、「緊急地震速報」のあの不快な音と女性アナウンサーの声が聞こえてきた。


寝ぼけながらも何かが起きていることが分かった。


TVに目をやると、震度7、危険、逃げて、海から離れて、高台に逃げてと書いてある。


海から離れてって、ここ海しかない。

目の前全部海、どうしたらよいのか寝ぼけながら戸惑う。


戸惑いながらも、気が緩みすぎてとうとう震度7に気付かずに寝ていたのかと焦る。


TVに近づいてよく見ると、震源地石川県とあった。


石川県なら私のいる南の島は揺れないな。


しかしTVは海から離れろと強い口調でアナウンスを繰り返す。


ここは海しかない、どうしよう。


TVをガン見すると、南の島には津波予想は出ていない様子。


地震が関係ない地域にも緊急地震速報は必要なのか、危うく逃げるところだった。


1月2日にも緊急速報が鳴り、今度こそ南の島が大地震かと焦った。


今度は羽田空港で航空機が火災とのこと。


2024年は激動の年になる予兆なのか。


羽田空港でJAL機が全焼する様子がライブ映像で映し出されている。


この羽田空港での事故の全貌はこうだ。


新千歳空港発JL516便が羽田空港のC滑走路に着陸後、C滑走路内にいた海上保安庁機に衝突し両機が炎上した。


JL516便の乗客と乗員合わせて379人は全員脱出に成功し死亡者はゼロ。


一方の海上保安庁機は5人が死亡、脱出できた機長は重篤な状態である。

この海上保安庁機は元日の地震で被災した新潟県に物資を輸送する任務を行なっていた。


地震がなければ起きなかった事故といえよう。


南の島の私は‥‥。


私は羽田空港に帰れるのか。


ロングバケーションで帰路は来週なので、2024年の激動を乗り切れるように、もう少し自分を甘やかせて英気を養おう。