魚が大好き。
魚の匂いは苦手だけれど、食べるのは好きで、海鮮が売りのお店やお寿司屋に行った時などは、カマ焼きやアラ炊きは楽しみのひとつだ。
魚好きなら、秋のお楽しみはやはり秋刀魚。
秋の秋刀魚を食べずに日本の冬は迎えられない。
秋刀魚は内臓も美味しいとよく言われているが、今まで内臓は食べたことがなかった。
数年前出会った方が、元築地にお勤めされていたご夫婦で、秋刀魚のお刺身の時も内臓だけホイル焼きにして食べるほど美味しいと言っていたのがずっと気になっていた。
2023年秋とうとうその時はきた。
今が旬の焼き立て熱々のぷっくりした秋刀魚の塩焼きを食べる機会に恵まれた。
最高な状態の秋刀魚の塩焼きで、皮はパリッと焼けていて、あしらいものはレモンではなくスダチと大根おろし、まさに秋刀魚の塩焼きのベスト。
今だ、今日秋刀魚の内臓に挑戦しよう。
見た目はグロテスクな秋刀魚の内臓を恐る々箸で摘み口に運んでみた。
苦くない。
正確には思ったより苦くない。
ほぼ苦くない。
味はあん肝+血合いといった感じ。
とても美味しいとまでは言い切れないが、思っていた数倍は美味しい。
秋刀魚の内臓を克服した瞬間である。
秋刀魚の内臓初体験後、数回秋刀魚をいただいているが、毎回内臓も食べている。
馴染みのレストランでイタリア風に味付けされた秋刀魚のソテーの内臓も食べたので、頭と尻尾と中骨だけがお皿に残り、周りにやや引かれていた。
ということは、半数以上が秋刀魚の内臓は食べないということなんだろう。
是非お試しいただきたい、秋刀魚の内臓。
その元築地で働いていた方が、中骨以外の小骨もちゃんと噛めば問題なく食べれるよとも言っていたので、それも実践している。