2023年8月24日東京電力福島第1原発処理水の海洋放出が始まった。
2023年度は合計約3万1200tを放出する計画で、海洋放出は30年〜40年間続く見通しだ。
この海洋放出に猛反対しているのが中国である。
中国は日本の水産物の輸入全面停止のカードを切ってきた。
中国の対抗措置に大きな打撃を受けたのが、2022年度品目別で中国への輸出がもっとも多かったホタテだという。
各メディアではホタテの名産地には在庫が山積みになっており、ホタテ養殖業者や水産加工会社を中心に影響が深刻化しているとのニュースが連日報じられた。
政府やTVは、「今こそ沢山ホタテを食べよう!」とホタテの国内消費促進キャンペーンをしている。
ホタテは大好きで、普段から1年間に100個は軽く消費しているので、更にホタテを食べねばと変な使命感に燃え、早速魚売り場やシーフードレストランに出向いてみた。
魚売り場は特に変わった様子はなかった。
想像では山積みのホタテがお手頃価格で売っている感じ、そう台湾のパイナップル騒動をイメージしていた。
台湾のパイナップル騒動とは、今回の日本同様台湾が中国からパイナップルの輸入停止措置を受け、行き場を失った台湾産パイナップルが日本にやってきて、スーパーに山積みになって売られていた。
台湾産パイナップルは、味が良く価格がお手頃であることからとても売れ、中国の輸入停止措置の穴埋めすることができたのだった。
シーフードを売りにしているレストランでも特段変わった点はなかった。
ホタテはどこに?
消費する気満々なので、拍子抜けである。
在庫が山積みなのであれば、ホタテをお手頃価格で売り捌いてはどうだろうか?
日本の海洋放出の計画は30年〜40年間だが、中国の輸入停止措置は30年〜40年間やり続けられるのだろうか?
振り上げた拳を下ろすことは難しいが、30年〜40年間だということを忘れてはいないか?
日本の美味しいホタテを中国は我慢できるのかな?
蒜茸粉糸糸蒸扇貝
これは私の大好きな中国料理で、最高に美味しいので是非お試し頂きたい。
殻付きホタテに戻した春雨を入れて蒸し上げ、にんにくソースをたっぷりかける逸品。
中国人にも大変人気のある中国料理だ。
日本産の海老やホタテ、フカヒレや鮑や海鼠等々、30年〜40年間輸入停止措置は続けられるのか見ものだ。
今でも豊洲や築地や北海道には、中国人観光客が新鮮で美味しい海の幸を求めて押し寄せている。
日本のシーフードは世界NO.1であることは、世界中のグルメは知っている真実である!