Happy Halloween!


今や日本でも10月の一大イベントとなったハロウィン。

街やレストランでもパンプキンを使ったお料理やおばけの可愛いデコレーションをよく目にする。


ハロウィン文化を最初に日本に持ち込んだのは1970年代で、原宿のキディランドだといわれている。


ハロウィンとは、仮装をして渋谷でお酒を飲んで車をひっくり返すほどの馬鹿騒ぎをするパティーではなく、ケルト文化が起源のヨーロッパや北米辺りの行事であったが、近年日本をはじめアジアでもイベントとして認識されてきた。


私がハロウィンで思い出すのが、1992年にルイジアナ州で起きた悲劇、日本人留学生射殺事件だ。

被害者は16歳の日本人留学生。

いくつかのミスが重なり、全く知らないルイジアナ州の家に入ろうとして、その家の住人に射殺されてしまったという悲しい事件だ。


住人はFreezeと叫んだ。

Freezeとは動くな。


16歳の日本人留学生にはPleaseと聞こえたのではないかと推測された。


Pleaseとは入っておいで。


仮装をした見知らぬアジア人の若者が、自分の敷地内に入ってこようとしたので、銃を手に動くなと警告したのに従わないので撃った。


ハロウィンなので、銃を手にした仮装でプリーズと言ってくれたので、家に入ろうとしたら撃たれた。


悲劇である。


日本人留学生はハロウィンとはこんなイベントだよと聞かされていたのではないか?

仮装をした子供達が、街を練り歩きながら色々な家に行き「Trick or Treat」と声をかける。

声をかけられた家は「Happy Halloween!」と返し、お菓子をあげる。


銃社会のアメリカ、人種差別が色濃く残るアメリカであるということを改めて認識した悲し事件であった。


昨年2022年にはお隣の国韓国の梨泰院で、ハロウィンの悲劇が起きてしまった。

ソウル梨泰院雑踏事故である。

ソウルの梨泰院にある細い路地に、人々が集中してしまってがために群衆雪崩が起き、159人もの尊い命が失われた。


共にHalloweenがなければ起きなかった悲劇である。


Trick or Treat


2023年世界中のハロウィンがHappyでありますように。


Happy Halloween!


ウクライナをはじめ世界中の人々へ。


Happy Halloween!