コロナ禍以来国内旅行に目覚め、西へ東へ色々な所へ行った。

各県に色々な特徴や絶景があり、名産があり名物がある。


特に気に入って毎年行っているのが沖縄。


沖縄は他県とはかなり違いがあり、エメラルドブルーに輝く海や米軍基地もあってか、外国にいる様な錯覚に陥る魅惑の県だ。


移住者が多いのも納得する。


目の覚める様な美しい海を見るだけでも、沖縄に来て良かったと毎回思える。


だだ気になることがある。


沖縄の素晴らしさに魅了され何度も行っているが、正直沖縄料理にはそこまでハマっていない。

毎回約2週間の滞在中には、沖縄そばやハンバーガーや沖縄料理も一度食べれば十分なので、郷土食の強いお店は避けている。

そんな訳で事前にネット検索し評判の良いお店に行くと、いくつかの共通点があることに気づいた。


まずは予約で満席なことが多い。

そして沖縄には高級店が多数存在し、そんな高級店の客層は他県からきた観光客か、他県と沖縄の二拠点生活者。


ずばりターゲットは富裕層だ。


そんな富裕層が集うお店は、東京に負けず劣らずの料金を取る店も多い。

水は有料で、オーダーするとエビアンだったり、豊洲から空輸した魚と沖縄近海で釣れるカラフルな魚が織り交ざり出されるおまかせコースのお寿司屋だったり、手の込んだ小さいポーションのお料理を30皿以上も出すイノベイティブでガストロノミーなフレンチだったりetc.


予約においても別世界感があって、キャンセルポリシーがなかなか厳しい。

沖縄県民は時間におおらかな事は有名だが、この手の高級店は予約時間にはとてもシビアなので、当然うちなんちゅう向きではない。


よってそんな高級店で地元の人に出会ったことはほぼない。


地元の人と他県からきた人の行くお店には一線があるのだ。


もちろん沖縄にも医療関係者、開発業者、建築業者、地主etc.と一定の富裕層はいるが、沖縄県民が頻繁に通っているとは思えない。


どこの県にもそんな都会からの富裕層をターゲットにした高級店は数軒あるが、沖縄県には他県に比べて多く存在する。


肩肘張らずにリラックスしたくて沖縄に飛ぶのだが、行く前から数軒の人気店を予約し、行ってからは予約したレストランの予定に縛られるというスケジュールになってしまう。


予定に縛られたくなくて、バケーションにいくのに、なんともトホホな現実である。


高級店に夜な々連なって行く都会の富裕層を沖縄県民はどうみているのかな?


沖縄県内にある他県からの富裕層がこぞって行くお店は、明らかに高過ぎると私は思う。


地元の人も通う、素晴らしく美味しい、納得価格の素敵なレストランも沢山あるので、そんなお店を探し当てて行って欲しい。


私は既に数軒発見しています。