結婚指輪を失くしたことを
夫に言うか内緒にするか
さすがに
少し悩みました
でも 言いました
悩んだのは一瞬で
わりとすぐに…
ほんの少し
腹いせのような気持ちも
あったと思います
夫の反応は
淡々としていましたね
おーそうかー…
みたいな…
そのやりとりだけ
それでも
私も一応
なぜ失くすことになったのか
自分なりの推測と
言い訳をしたりして…
でも
この指輪をしていることが
ものすごく嫌だという
気持ちもあった
そんなこと思っているから
失くしてしまったのかもしれない
とも
夫には話しました
失くしたとわかったとき
なんとも不思議な気持ちでした
とてもスッキリしたような
これで全て終わったような!
ついに離婚できたような?
これで離婚できるかのような?
いや そんな簡単に終わるわけは
ないのですが
でも
同時に
私の生きてきた時間が
ごっそりなくなってしまったような
そんな感覚におそわれました
私は
夫の裏切りで
とても苦しんで生きてきたけれど
それでも
それも私だったんだなぁ…と
そんな感覚になったんです
夫の不倫で
私は
自分の思い描いていた自分には
なれませんでした
つらかった日々
指輪を失くしたことで
苦しんだ自分とも
別れられるのかも?なんて
少し思いましたけど
現実に感じたのは
それでも私は
生きてきたんだってこと…
それも私の人生だったんだ
ってこと…
私は
少しずつ
自分の苦しみを
自分で認めるべく…
進みたいのかもしれない…
30年 つけたりはずしたり
お金に換えてしまえと思ったり
川に投げ捨ててやろうと思ったり
夫に外せと迫ったり
いろいろした結婚指輪でしたが
まさか
本当に私が
故意でなく失くすなんて…
あんなにあれこれ用意周到な
用心深くしつこい私が
こんなにあっさりなくしてしまうなんて
それでも
私は苦しんでいた私の人生を
指輪のように
失くしたいとは
思わなかったのでした…