先日
近くに用事ができて
悩んだけれど
夫が以前勤務していた
支店を覗いてみた
そこは
夫と部下の女との
不倫が始まった場所
その街に行く用事があったから
その用事の場所も
ごく近くだったので
思い切って
またフラッシュバックするだろうなと
思いはしたけれど
私にとっては
その仕事場は
支店は違えど
やりがいもあり
とても充実して楽しい職場だった
その職場で
私は夫と出会ったし
私たちが
家族になるきっかけの場所であったし
私と夫のふたりの人生がスタートした
私には大切な特別な場所だった
私は大好きな場所だった
私には ね
街もかなり変わっていて
人も多く
今では外国人も多く歩いていた
この街を
終電がなくなったあと
女と夜な夜な出没して
いい歳したオッサンが
若いキレイな部下の女に
鼻の下伸ばして
イチャイチャしてたんだな…
馬鹿な人たちだな
それがあの夫か
情けない
笑うしかない
そんな感情でした
数日たって
夫にそう言ってやりました
「恥ずかしい…」
そう言う夫
その時の不倫を
20年近くたってから
息子に相手の女に慰謝料請求したいと
言われる男ってどうなの?
自分ではどう思うの?
ああ
この街を
女と二人であなたは夜な夜な
歩いたんだな…
って思ったよ
なんの話をして
なにをして
そんなに帰ってこなかったんだろうね?
楽しかった?
楽しかったから
帰ってこなかったんだよね…
なにがそんなに楽しかったんだろうね?
あなたはいったい
自分の人生で
何がしたかったの?
何がしたかったんだろうね?
あなたにとって
人生ってなに?
私にとっても
人生って
なんなのでしょうね…
毎日
夫と娘と
ただ毎日を暮らしています
起きて
家事をして
犬の世話をして
買い物して料理して
仕事して
お風呂入って
寝る
そんな毎日を暮らしていると
人生って
暮らしていくことなんだよなと思う
あれも
それも
これも
私には
とても大切だったのだと
夫に話しながら
ボロボロ
ボロボロ
泣きました
哀しかった
そう言って
ボロボロ ボロボロ
いい歳になった私は
じいさんになってきた夫に
ぽつりぽつり話しながら
泣きました
夫は
毎日
家事と雑用に勤しんでいます
(一応仕事も)
何度も
何度も
私の気持ちを
訴えて訴えて訴えて訴えて
訴えて
暮らしています
夫の暮らしは
私への慰謝料
やっと少しずつ
そんなふうに