仕事に行く駅までの道のりを
歩いていた
よそのお宅のお庭や
玄関先のお花なんかを見ながら
かわいいお花や
キレイに植え込まれている花を見て
自然に笑み浮かべた私
しあわせそうに見えただろうか?
そんな顔して歩いてみました
その時
駅の方から歩いてきた初老の男性が
息子が小学生のころの
となりのクラスの担任の先生だった
PTA役員でお世話になったから
先生は私の顔をたぶん覚えている
ご自宅も近隣だったと知っていて
過去にも何度か見かけた先生
私はあまり目を合わさず
軽く頭を下げてすれ違った
その先生はたぶんもう70代
今思えば
絶対モラハラパワハラタイプの先生で
先生の退職後の生活は
幸せなんだろうか
いるかいないか知らないけれど
奥様はしあわせなのだろうか
そんなことを
思ってしまった
そして
先生から見えた私は
20年も経った私は
どんなふうに映っただろうか
その先生が学年主任だった
ちょうどその頃
夫の不倫が発覚したのだった
それから
私の家庭は
さんざんだった
それでも必死に
PTA役員も
私は普通の私のテイでやり遂げた
花を見て微笑む
本当は
自分がいましあわせだなんて
とても思えていない私
けれど
しあわせそうな顔して
歩いてみた
夫がやっと退職したいま
しあわせな私のふりを
してみたくなったから…
きっと
街のあちこちに
私のように
同じように何かを抱えながら
そう見えないように
歩いているひとが
何人もいるんだよね…
そんなことを
思いながら
夫が
やっと退職して
次へ行くまでの休暇で
在宅している日々に
いつものように
平穏なふりして仕事をしていた
私でした
私の顔は
しあわせそうに見えただろうか
みんな
いまを生きていて
いろいろ抱えながら
日々を暮らしている
自分の表情で
いい顔してるなぁと思ったことなど
私の人生に
あったのだろうか?
ないかもしれない
人生に
精神的な余裕なんてなかった
振り返れば
私が自分の人生を
そう捉えてしまったのだと
思うのですが
楽しかったのは
いつだったのだろう…
そう思い返すと
夫と出会った会社で
働いている時代…
忙しくて
残業も多く
大変だったけれど
やりがいがあって
本当に楽しかった
仕事終わりの飲み屋での
みんなとの仕事の話も
楽しかった
そんな
会社員時代だったのに
その会社をついに辞めた夫に
言いようのない感情を
抱いてしまう私です