夫と結婚して
30年以上の時間が過ぎている
20年も前だけれど
夫に社内不倫されたことで
私が漠然と夢に描いていた私の人生は
全く違う方向へ向かい
行き先もわからなくなって
私はただ
自分の人生を彷徨ってしまった
夢を見過ぎていたのかもしれないし
夢は夢だったのかもしれない
たぶん
夢ってつまり
『夢』…なんだな
今はそう思う
それこそ
夢であって欲しかったと思う
夫の不倫は
だけど
人には
人それぞれ
いろいろな考え方があって
そんなことは
この長くなった人生の中で私は
ぼんやりとわかっていたつもりだった
けれど
全くわかってなかったんだな
と
夫との結婚生活で今
思うことになりました
なんて言うのか
世の中で
悪いとされること
悪とされていること
は
みんな誰でも
それは悪いことだと
わかっているのだと
私はずっと思っていました
『悪いこと』を
どう捉えるか
が
人によって違うなんてこと
そこから違うなんて
私は思ってなかったんだと思う
夫が浮気したのは
魔が刺したから
そして最大の理由は
『バレやしないと思ったから』
そんなの
私にとっては
理由じゃなかった
何年も
私はそのことを
理解できなかったのだと思う
夫のことも
夫がしたことも
それがバレてから夫が選んだ生活も
夫の考え方も
私と出会って結婚し
その社内で部下の女と不倫関係になった
私の大切な思い出の場所だったはずの
まだ女が勤めている会社への
夫の最後の勤務日の朝
出勤して行った夫へ
これで済んだと思うなよ
これで終わりじゃないんだよ
と言う気持ちが込み上げてきて
思わずLINEを打ちながら
私は
なんだか改めて
夫の考え方生き方に
気づいた気がした
夫がマズイと思っていたのは
発覚した当時だけで
あとは
ずっとなんとかなると
思っていたのだ
自己愛性パーソナリティの
気質が高い夫は
自分が一番大事で
自分にとって都合の良いようにしか
考えられない
自分が一番大事だから
自分が悪い人だなんて思わない
そんな自分が悪いことするわけない
自分かしたことは悪いことではない
それは魔が刺しただけ
そんな夫だから
夫の中では勝手に
私は
自分の妻である私は
時間とともに夫を許し
時間とともに
自分のしたことは
なかったことになるはずだと
思っていたのだと思う
それは頭の中で
言葉を使って思考するのではなく
感覚なのではないかと思う
だってそんな男は
本当に何も考えていない
不倫する男は
みんなそうなのかもしれないと
私はいま思っているけれど
私は長い間
そんなことに
全く気づかなかった
どうすれば良かったのかと
ずっと考えてしまうけれど
私には
わからなかったのだから
どうしようもなかったのかもしれない
私は
ひとり
つらくて
苦しかったけれど
夫は
自分のそんな失敗さえ
(みんなやってる…)
とでも思って生きていたのではないかな
人の傷みがわからないんだから
私が苦しんでいるなんて
考えることもないし
家庭は夫の思う通りにまわるものだと
思っていたのでしょう
それこそ
「いつまでもいつまでもさぁ!」
って
夫にそう言われたように
夫にはそうだったのだと思う
よく
離婚せず
ここまで来てしまったものだと思う…
私…
自分に呆れるべき
人生だったのかもしれなくて
ちょっと嫌です…