会えなくてごめんね
ここですやすや眠っているこの人と
去年 フェイスブックでやっと顔を知った
あの女が
16年前に交わしたメールのやりとり
あなたは そう言われて
なんて返信をしたの?
このやりとりをしていたふたりが
まだ同じフロアで
16年経った今でも
一緒の会社で働いていること
私としては
信じられないんです
なにが信じられないんだろう?
夫が?
そんな目に遭っている自分が?
夫のしたことが?
女のしたことが?
…私が 妻という立場で
あなたの家庭に存在する生活を送っていたのに
ふたりが
会えなくてごめんね
そんなやりとりを
隠れてしていたことが
16年経ったいまでも
ものすごく 嫌です
こうして
夫が眠っていて
ひとりの時間
必ず 思い出します
嫌になるくらい思い出します
だいたい ふたりとも出勤していれば
会社では会っているのだから
会えなくてごめんね ってことは
女が休みの日にも
夫の仕事が終わったら
出てきて会っていた…
それが その日は
女に用事があって仕事終わりの夫に
会いに来られなかったってことなのではないかと思えてきた…
なにを聞いても
わからない 覚えてない
しか言わないけどね……
明日にでも
一切合切 無かったことにして
すべてを白紙に戻したい
すべてを投げ出したい
すべてを放り出したいという気持ちになります
それが離婚したいという
私の気持ち…
裏切られたから…?
…ブログを書いていて
裏切られた自分を
認めたくないんだろうな…
という 気がしてきました…
そんな みじめな自分になりたくないんだろうな
私…
私だけを
愛してくれるはずだった
こんなこと
起こるはずなかった
なのに
夫は いとも簡単に
私ではない女と
私と別れないまま
私に隠れて
ひと回り以上歳下のそれも会社の部下の女と
会えなくてごめんね
そんな言葉を送り合う関係になった
きっと 変わらない…
この人とこうして暮らしている以上
私はこの先
ずっと
ずーーーーーっと
この気持ちを抱えたまま
生きていくんだ…
そんな私でも いいんだと
思えるようにならないと
私は
生きては いけないんだ
きっと
そうなんだよね…?
ずっと
この気持ちを抱えているのが 私
これからの 私
それを認めなきゃならない
それが現実の私だから…
それが いまの 私だから…
それが これからの 私
さあ
どうする?
どうするのかな…
そんな 簡単には
わからないです…