​建築士・矢野優子さん



自分らしく輝いている女性にインタビューしてる企画

今回ご紹介するのは一級建築士の矢野優子さんです。

 

小学生の頃からマンションの間取り図を見て、図面を書いて見たり

家具の配置などのシュミレーションをしたりしていたそうです。

 

 子どもの頃から建築士の目指した優子さんに、
建築士を目指したきっかけをお聞きしました。

 

 

  どちらに住んでいらっしゃいますか

 

埼玉県和光市です。

 

  家族構成を教えてください

 

両親と私、犬とうさぎも一緒に住んでいます。

 

  起業のきっかけを教えてください

 

住宅を設計する建築士を目指してから、

火がついて一級建築士まで取ったという感じです。

小学校5年生の時の話です。
 

今は埼玉県の和光市に住んでいますが、
その前に住んでた家は平屋ですごく古くて、

小さな家でした 。
 

私には弟がいるんですが、
子供部屋は弟と2人で四畳半。
 

「自分の部屋が欲しいな」と思っていた私は

よく新聞のチラシで住宅やマンションの間取り図のチラシを見ては、

図面を真似て絵を書いていました。

 

自分だったらどう家具を配置して生活しようかなど、
シュミレーションをして楽しんでいたところ、
 

「それは 建築士の仕事なんだよ」と 教えてもらい 漠然と「私も建築士になりたい」と思ったのでした。

 

  夢への第一歩


子供の頃から夢が変わらなかったので、
大学進学を考えた時に、
工学部の建築学科で願書を出すことを、
知り合いの経営者さんに話しました。


その時、

 

「家を建てる人ってどんな人だと思う?」 
 

「家族だったり、住む人がより幸せになるために家を建てるんだよ。
幸せになるお手伝いができる建築士の仕事って素晴らしくない?」

とおっしゃってくれたことを今でも
覚えています。

 

「幸せのお手伝いができる」その言葉で、

ますます、住宅を設計士になりたいと思いました。

 

  想いがマッチング

 

私が初めて勤めた会社は群馬県にある工務店でした。

 

この会社は、極力自然エネルギーを使い、

人に肌に触れるものも素材(木や材料)にもこだわって家づくりをします。

24時間のうち1/3ぐらいは家にいると考えると、

やっぱり体にいいものを使った住宅が理想。
 

地球にも人にも優しさ溢れる工務店です。


私は「優しい子」と書いて「優子」ですが、

子どもの頃から両親に「優しくあれ」と言われて育ち、

「地球にも、人にも優しい家づくりをしたい」という想いがあり、

私にとってピッタリな場所と思い、この工務店で働くことを決めました。
 

  日本伝統との出会い

 

私は古民家のような伝統的な家にすごく惹かれます。
それに加え伝統工芸にも興味があります。


日本の伝統文化のひとつに水引があります。

私は10年ほど前に、テレビで日本の伝統である「水引」の特集を観て、
漠然と水引をやってみたいと思っていました。
しかし、当時は教わる場所がなくて、気持ちをとどめておくのみでした。

※水引で代表的なものは、ご祝儀袋などについているリボン


2年ほど前のことです。
たまたま打ち合わせで行ったカフェの
隣のテーブルで水引のレッスンをしていました。

 

打ち合わせよりも
水引を教わりたい!気持ちでいっぱい。

そこで、打ち合わせが終わった後に

「水引を習いたいんですけど、教えてもらえますか」 と
お声をかけした方が「和モダン水引協会」の講師の先生でした。

今では先生のもとで、

今度は私が講師として教えられるように、水引を習っています。 

 

  設計の仕事と水引

 

私の仕事は、「図面を書いたから作ってね!」ではなく、

依頼者の想い、家を建てる大工さんの想い、
両方の想いを受け取りるためのバランスも必要な仕事です。

 

喜んでくれる顔を見ると嬉しいし、
人のために作りたい想いははずっとありますが、

両方に挟まれていると、しんどくなる時があります。  


そんな時に助けてくれるのが水引です。


水引は、

どんな色を使って、

どんなデザインにするかを全部自分で
決めれるし、

自分の世界に没頭できるし、

自分を表現できるひとつだからです。

 

  これからどんな作品を作りたいですか

 

住宅も水引も結局1つのものを作っていく意味では
大きさ関係ないと思っています。 


住宅に関して言えば、

やっぱり住まい手さんの聞き取りをして、

「心地いい空間を作ってあげたい」

水引に関しては、


伝統的な結び方のベースはありますが、

建築にどんな風に組み込むかを
新たに模索していきたいと思っています。

 

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優子さん、ありがとうございました。

もの作りが天性かのように、水引も建築も
優しく包んでくれるような作品が
出来上がること間違いありません。

どのような作品が出来上がるか、
これからの活躍を楽しみにしています。

 
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