自分らしく輝いている女性を紹介しています。
今回ご紹介するのは、
愛媛県在住の生田倫世さんです。
「私は、ここの幼稚園にいるのがご縁だと思っています。」
と言ってくださった倫世さん。
幼稚園でいっぱい幸せの時間をいただき、
最後まで働かせてもらい、
ご奉仕をして終わらせたいと思います。
と語ってくれた倫世さんは、
勤続37年のベテラン幼稚園先生です。
倫世さんが、
この幼稚園で働きたいと思った経緯をお聞きしました。
先生と指切りした約束
私は、子供の頃千葉県に住んでいて、
千葉県の幼稚園に行くことこが決まっていました。
おばあちゃんの家に遊びに行った時に
幼稚園に遊びに行く機会があって、
この幼稚園の先生と
「また遊ぼうね」と指切りをしました。
私はその約束を守りたい気持ちで
いっぱいだったと思います。
「先生と指切りで約束したから、絶対この幼稚園に行く
から私は帰らない」
「お母さんも、お父さんも、お兄ちゃんも、
みんな帰るのにどうするの」
と家族が言っても、
「私はあの幼稚園に行く」
「お母さんたちが帰っても、一人で残る」
と言って、私は一人祖母の家に残った
と聞きました。
普通は幼稚園ぐらいの年齢だと、
お母さんと離れたくないと思いますが、
本当に幼稚園が好きだったとしか思えません。
この幼稚園はとても人気のある幼稚園で、
おじいちゃんが園長先生に
「しばらくの間でいいから通わせてくれないだろうか 」
とお願いをして通わせてもらったそうです。
両親はすぐ帰ると言い出すだろう
思っていたようですが、
私は卒園するまでの2年間通いました。
私はこの幼稚園に通いたかっただけだから、
小学校は千葉県に戻りました。
中学3年生の時に愛媛に戻る
私は中3の時に父の転勤で愛媛に戻ってきました。
中学、高校、短大を経て
私は教諭を目指していました。
実習は、実家の近くがいいと思っていたので、
母園にも実習に行ってみよう。
幼稚園に行った時に、
私が在園してたときの
年長時の担任の先生がまだいらっしゃって、
「あなたを覚えています」って言ってくださり、
「やっぱりこの幼稚園が好きだし、ここに戻りたい」
と思いましたし、本当にこの幼稚園が大好き
と思いました。
先生になりたいと思ったきっかけはなんですか？
私は人に子どもの頃から教えるのが好きでした。
弟に勉強を教えるのも好きでしたし、
面倒見るのも好きでした。
あとは、なんとなくですけど、
小学校4年生の時の担任の先生がすごく好きで、
「あんな風な先生になりたいな」
という願望がありました。
私は先生業にとても憧れていました。
小学校は授業の実習がありますが、
幼稚園では、教えるというよりも
一緒に発見して、気づかせて上達する
ことを教わったんですね。
この時間まで。ではなくて長い
スパンのきっかけ作りで物事が進むのが
本当に楽しくて。
お母さんの元を離れるくらい楽しかった
幼稚園時代でしたから、
この園の教えが良かったと思っています。
やっぱり幼稚園が好きです
本当は小学校の先生になろうと思ってたんですけど、
やっぱりここが好きだったので、
実習の時の先生に
「この幼稚園に入るにはどうしたらいいですか？」
と聞きました。
本当はいけないことかもしれないんですけど、
「私が残れるように園長先生に頼んでくれませんか？」
とお伝えしました。
周りの後押しもあって、私は母園に戻ってくることが
できました。
これってすごいご縁だと思っています。
次の世代へバトンを渡す
私は園に育ててもらいました。
私はそろそろ引退です。
この1年が重要で、
この1年でできることを伝えて
引退しようと思います。
私は、次のことも考えているので、
終わったらやりたいことに切り替えようと思っています。
もらったも経験は、次の世代へ引き継いで
終わりたいと思っています。
最後に今後の願望をお聞かせください
今度はお父さんお母さんのための
サロンを立ち上げようと考えています。
世の中がたくさん変わってしまいました。
子供がすごく生きづらい世の中になっていると思います。
それって大人が大人の都合のいいように世の中を変えていて
子供にとって「それは違う」って言えないと
思います。
それなら、大人がちょっとだけ感覚を変えると、
同じ状況でも気持ちが楽になったり、
頑張ろうって思えたりすると思うんです。
だから生きやすい環境が整うと
子供たちの未来はすごい平和になるだろうなと思っています。
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生田倫世さん、ありがとうございました。
自分が通った幼稚園で働き
仕事を終える。
純粋に一途に進んできた倫世さんの
これからの活躍を応援しています。
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