おはようございます。
ようやく台風19号が過ぎ去りました。皆さんのお住いの地域は大丈夫だったでしょうか?
報道によると、残念な事に東日本を中心とした各地に、甚大な被害が発生してしまいました。
亡くなられた方も多く、河川氾濫による被害も多発・・・・今なお氾濫の危険が続いている河川もあるようです。
今回の台風でお亡くなりになられた方のご冥福と被害に遭われた皆様の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
また間接的ではあるけれども仕事として携わり、趣味として楽しんでいる鉄道も多大な被害を被ってしまいました。
北陸新幹線では車両基地にくわえ、車両自体も水没。
箱根登山鉄道線をはじめとした多くの路線では、軌道の流出や土砂の流入。
JR両毛線・水郡線・上田電鉄別所線では、橋梁が崩落・流出してしまいました。
復旧までには長い時間と多大な費用が必要になると思われます。
そして沿線に住まわれ、利用される方々の生活に不便をきたすとともに、鉄道事業者の経営自体をも圧迫してしまいます。
なんとか一日も早い復旧を願わずにいられません。
そんな意味も込めて今回は、上田電鉄別所線をご紹介したいと思います。
(訪問したのは、昨年2018年5月のことです。)
別所線は、千曲川の畔、真田氏ゆかりの地でもある長野県の上田駅から、信州の鎌倉こと別所温泉に至る全長11.6kmのローカル線です。
※別所温泉発上田行き普通4運行18列車、6000系(6001編成×2連)
塩田平と山々をバックに走る6000系「さなだどりーむ号」、真田家家紋や赤備えをイメージした別所線の最新車両です。
元東急電鉄1000系車両(東横線・日比谷線用)をリニューアル改造して、ご当地にやってきました。
※別所温泉発上田行き普通1運行40列車、7200系(7255編成×2連)
こちらは最古参7200系「まるまどりーむ号」・・・・かつては同じく東急東横線・田園都市線・目蒲線で長らく使われた車両です。(この年の5月で運用を終了しました。)
寺下駅の名前の由来、超誓寺の伽藍をバックに走ります。
※別所温泉発上田行き普通2運行36列車、1000系(1001編成×2連)
こちらは東急時代のオリジナルカラーで活躍中の編成・・・・長さはだいぶ短くなりましたが。(笑)
おまけに、塩田平の坂道を下って来る列車は、上田行きの上り列車です。(失礼)
※上田発別所温泉行き普通3運行35列車、1000系(1004編成×2連)
塩田平を上りつめ、終着間近の「まるまどりーむ号Mimaki」
上田電鉄の伝統カラーをベースに、地元東御市所在の業務用大判プロッターメーカー、「ミマキエンジニアリング」社のラッピング車両です。
ミマキの長尺紙用X-Yプロッタ・・・・前の会社で愛用していました。(感謝)
それにしても高原の景色が清々しく感じられます。・・・・深呼吸がしたくなるような。
緑に塗られた古いガーター式鉄橋を列車が渡っていきます。
※別所温泉発上田行き普通2運行24列車、1000系(1001編成×2連)
橋桁のたもとには、歳月を感じさせるプレートが貼られていました。
鉄骨製品って、しっかりメンテナンスすれば、意外と長持ちなのです。
途中の下之郷駅辺りまでは都市化も進み、住宅や大学も進出していますが、後半の塩田平まで進んでくると本当にのどかな風景の中を走ります。
※別所温泉発上田行き普通3運行26列車、1000系(1004編成×2連)
終点の別所温泉駅には、「まるまどりーむ」の由縁、元祖「丸窓電車」が保存されています。
※別所温泉発上田行き普通2運行24列車、1000系(1001編成×2連)
右が1927年(昭和2)、上田電鉄(当時、上田温泉電軌)初の新造車両として、3両が製造されたモハ5250形車両。
1986年(昭和61)まで、60年に渡って活躍しました・・・・新旧丸窓のコラボです。
終着、別所温泉駅の佇まい・・・・駅舎のデザインにも大正・昭和のロマンが薫ります。
こちらもどっこい現役の丸型ポスト・・・・懐かしいですよね。
別所線沿線の各駅前には、散見されるところが嬉しいところ。
ちなみに我が家の500円玉貯金箱も、このデザインです。(笑)
ご当地訪問の折の常宿ホテルの部屋からの1枚。
※別所温泉発上田行き普通3運行10列車、1000系(1004編成×2連)
バックの赤いトラス鉄橋が千曲川橋梁です。
今回、残念な事に対岸の堤防道路が崩落し、奥側のトラスが落橋してしまいました。
実は昨日の朝、ニュースでここから少し上流の国分付近で氾濫が発生したのを知り、気になったので、河川ライブカメラで対岸の崩落場所をモニターしていたのです。
画像はタイムラプス(10分毎のコマ撮り)だったのですが、堤防道路が陥没して鉄橋が危ないと思っていた矢先、次の画像は調整中で閲覧できませんでした。
もちろん、自分に何かできたわけではないのですが、複雑な心持ちになりました。
(河川ライブ画像は、著作権の観点でUPできません。ご了承下さい。)
元に戻りましょう。
里の夕暮れは、なんとなくノスタルジックな気持ちになります。
自分の生まれ育った場所というわけではないのに、なぜなんでしょうかね?
※別所温泉発上田行き普通2運行48列車、1000系(1001編成×2連)
夜になると下之郷の車庫に列車が入庫してきます。
※上田発下之郷行き普通2運行61列車、7200系(7255編成×2連)
2018年(平成31)5月12日、この最終列車をもって、7200系「まるまどりーむ号」は長い歴史に幕を降ろしました。
明日の運用に備えて基地内で憩う「まるまどりーむ号Mimaki」
※1000系(1004編成×2連)
こうして別所線の夜は更けていきました。
別所線も、ここを走る車両達も、個人的にはかねてから深いゆかりがありました。
そして、沿線の皆さんの暮らしを乗せてのんびりと走る姿を眺めに、再び訪れてみたい鉄道でもあります。
上田地区の大動脈、北陸新幹線とともに一日も早い復旧をお祈り申し上げます。













