湯河原駅に到着しました。
良く晴れた平日、此処で降りるお客さんはあまり
多くはありません。
改札口の手前に「湯かけまつり」の浴衣を着けた
つがいのタヌキがいました。
湯かけまつり
神輿が「湯」を浴びながら温泉街を練り歩きます。
沿道には温泉の「湯」が入った1,000個の樽と
湯桶約5,000個が用意され、約60tものお湯を
観客が神輿めがけて勢いよく浴びせかけます。
あっという間に担ぎ手は全身びっしょりに。
お湯をかける観客も、かけられる担ぎ手も満面
の笑みを浮かべ、神輿の担ぎ手と沿道の観客
とが一体となって盛り上がる湯河原を代表する
風物詩です。
「湯かけまつり」の由来は、遡ること江戸時代。
湯の効能が高いことから温泉の湯を樽に詰め、
大名家や御用邸に献上した古事が始まりとさ
れています。
当時は、献湯神輿の出発に際し、道中の安全
を祈願してお湯をかけ御祓(おはらい)をする
儀式があり、これを再現したものが「湯かけ
まつり」です。
徳川時代に起源を持つ湯河原を代表する伝統
的なお祭りとして湯河原では毎年大々的に開催
されます。
〔参考:「湯河原温泉観光公式サイト」より〕
今年は5月25日(土)に開催されたようです。
改札を出ると、木造の奇抜なデザインの駅舎
から前の広場!
あの隈研吾事務所の設計なんですね!?
湯河原駅前広場
駅とは鉄道と街とをつなぐ、縁側のような中間領域
であると考えてデザインした。
縁側のように、半分開いていて、建築として完結し
ないことが重要であると考えた。
湯河原は、日本を代表する温泉の街であるが、
熱海や箱根のように大きなホテルがあるわけでは
なく、小さな旅館が集合したヒューマンな街である。
この新しい駅も、そのヒューマンスケールに対応した、
ヒューマンでやさしいものでなければならないと考え、
杉材のルーバーを用いた、半屋外的で半開放的な
駅舎をデザインした。
杉のルーバーの下の、木漏れ日のような光に満た
された空間の中に、温泉の湯がひきいれられ、その
湯から出る水蒸気によって、駅舎全体が、よりやわら
かく、温かいものとなる。
〔参考:「隈研吾建築都市設計事務所 HP」より〕
ちょっとびっくりします。
駅前については、また帰りに探検してみましょう。
駅前にはロータリーが広がっています。
崖下が湯河原温泉街でしょうか?
でも今回はそちらが目的ではありません。
いずれまた来てみましょう。
今回の目的地は奥湯河原、2番乗り場でバスを
待ちます。
事前に調べておいたので、すぐにバスはやって
来ました。
知らない土地でバスに乗るのは結構プレッシャー
があります。
今回の場合は前乗り・前降りといういささか効率が
悪い方式。
乗る際にPASMOをかざし、降りる際にもう一度
PASMOで清算するやり方です。
終点まで行くので、一番後ろの席に座って出発!
途中の景色を楽しみましょう。