3月29日のレポートで記載したように麻布台
ヒルズのスカイロビーから見えた鬱蒼とした森。
おそらく綱町三井俱楽部庭園と思われる現場を
探検することにしました。
都営三田線・三田駅で地下鉄を降りました。
地下からNEC本社ビルに入れますね。
地上に出るとNEC本社ビルの雄姿です。
かつては栄華を極めたNECですが、半導体を
手放した今はどうなんでしょうね?
NEC本社ビルの脇をグルっと周るように電気
通りを西に進みました。
そこに「薩摩屋敷跡」と刻まれた石碑を見つけ
ました。
三田薩摩屋敷(島津家)跡
江戸の薩摩屋敷は上屋敷・中屋敷・蔵屋敷など
がありましたが、最も中心的だったのが三田の
上屋敷でした。
篤姫も二年余りを上屋敷で過ごしたといわれて
います。
「薩摩屋敷跡」の石碑は、NEC本社敷地の
北側に小さく建てられていますが、当時の屋敷
はこの周辺に広大な面積を持っていました。
現在この付近にはオフィスビルが立ち並び、
往時の面影はありませんが、近くには芝公園
や増上寺もあり、都会のオアシスとなっています。
〔参考:サイト「港区観光協会 HP」より〕
西郷隆盛翁に依る書ですね。
広い桜田通りに出ると、右側に東京タワー、
左側には慶応大学の赤煉瓦が見えます。
桜田通りを横断して綱の手引坂に入りました。
石垣が残っています。
綱の手引坂
綱の手引坂は、綱坂と同様に『渡辺綱(わたなべ
のつな)』にまつわる名称です。
『渡辺綱』は、羅生門の鬼退治で有名な、平安
時代の勇士源頼光の四天王の一人であり、
付近に生まれたという伝説によります。
姥坂とも呼んだが、馬場坂の説もあります。
旧武家屋敷の長屋が坂に面して建っています。
〔参考:サイト「港区観光協会 HP」より〕
石垣は武家屋敷の跡でしょうか?