「麻布探検」5:歴史建築物:西町インターナショナルスクール・松方ハウスを見つけた! | 今日は何をレポートしようかな?

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 元麻布ヒルズの前の路地に入ります。

すると、西町インターナショナルスクール

を見つけました。

その現代の建物の奥に歴史的建造物が

あります!

説明板があったので読んでみましょう。

東京都選定歴史的建造物

西町インターナショナルスクール本部館

(旧松方正熊邸)

所在地:港区元麻布2-14-7

設計者:ヴォーリズ建築事務所

建築年:大正10年(1921)

明治の元勲松方正義の子息正熊と妻

美代子の私邸として建てられ、ここで本

スクールの創立者松方種子、駐日アメリ

カ大使ライシャワー夫人となる春子が育

つ。

設計者の米国人ウィリアム・メレル・ヴォ

ーリズは、1905年YMCAの一員として来

日、1908年に建築事務所を開設し、後

にメンソレータムとして知られる近江兄弟

社を設立した異色の人物である。

この住宅は、1940年代以後各国の公使

館、大使館が使用し、1965年からは本校

の教室および教職員室として活用され、

現在に至っている。

そのスタイルは、米国の諸都市で1890

年から1930年までの間に盛んに建て

られた郊外住宅に類似する。

とくに、東面に大きく張り出したパーゴラ

状の庇、それを軸にした左右対称の均

衡のとれた外観は、様式や装飾によら

ない、構成美を備え、出窓をもつ起伏に

富んだ大屋根とあいまって、傑出した

景観と記念碑性を生み出している。

〔東京都生活文化局〕

中は非公開だそうです。

少し進むと「松方ハウス」と書かれた金

色の銘板があります。

松方ハウス

松方ハウスはコロニアルスタイルを取り

入れた邸宅と言われています。

クラシックだけれどスタンダードで古さを

感じさせない、どの時代にも溶け込む

シンプルなデザインは、今でも色あせる

ことがありません。

最も特徴的なのが、イタリアでぶどう棚

を意味するパーゴラに似せたパーゴラ

ひさし。

 当時は馬車寄せのあった表玄関ですが

、減築によりひさしだけが残っています。

外壁はモルタルをブラシで掃きつけた

ドイツ壁で、独特の味わいがあります。

屋内は白い壁と木目を生かした梁が昔

の面影を残しつつも、暖かな雰囲気を感

じさせます。

天井が高く窓も多いため、自然光が降り

注ぐ気持ちのよい空間。

家の中央にある階段の手すりがつかま

りやすいよう丸みを帯びていたり、当時

としては珍しいセントラルヒーティングが

設置されていたりと、住む人の気持ちを

考えたヴォーリズ建築ならではの心くば

りがあちらこちらに見られます。

もうひとつ特徴的なのが、4つの部屋に

ある暖炉。

滋賀県近江にある旧ヴォーリズ邸と同

じように作られた暖炉はクラシックスタイ

ルで、家族団らんの時を想像させてくれ

ます。

〔参考:「港区コミュニティ情報ネット

Kissポート」より抜粋〕

入ってみたいですね。

 

 

 

 

 

 そんな元は武家屋敷だった高級住宅街

の中を抜けて階段を下ると元麻布二丁目

坂道をそのまま下ると児童公園。

そこではインターナショナルスクールが近

いせいか?各国のお母さんが会話をして

おり、その子供たちが遊具で遊んでいまし

た。