最終回「新宿歴史博物館探検」2:常設展示・文化住宅! | 今日は何をレポートしようかな?

今日は何をレポートしようかな?

身の周りの物の掘り下げ、都会を訪ねて、歴史を訪ねて、小説・
映画・TVドラマの舞台を訪ねて、レトロを探して
何でもレポートします。

 新宿歴史博物館の常設展示の詳細は前回の

レポート(もう4年前になるんですね)をご参照

いただくとして、今回は文化住宅に焦点を当てて

みます。

 

新宿歴史博物館 文化住宅の説明板
新宿歴史博物館 文化住宅の玄関 
新宿歴史博物館 文化住宅の台所 
新宿歴史博物館 文化住宅の茶の間 
新宿歴史博物館 文化住宅の洋間
新宿歴史博物館 文化住宅の窓 
新宿歴史博物館 文化住宅の洋間2 

新宿歴史博物館・文化住宅の生活

 昭和10年頃の落合に、借家住まいをしている

若いサラリーマンの家庭をのぞいてみましょう。

そろそろ夕暮れ時です。

大正の末から昭和の初めにかけて、山手線の外

側にサラリーマンの住宅が建ち並びます。

生活の洋風化と合理化を反映して、小規模な和

風住宅の玄関脇に洋風の応接をつけた「文化住

宅」が流行しました。

〔新宿歴史博物館・説明板より〕

大正から昭和の大東亜戦争突入までは、比較的

豊かな生活だったことが偲ばれます。

山田洋次監督作品『小さいおうち』にもその生活

ぶりが、よく再現されていました。

もっともあのお宅はかなり上流階級ですが。

 


ムーラン・ルージュ新宿座
ムーラン・ルージュ新宿座 説明板 
 

 次は新宿の繁華街です。

かつてムーラン・ルージュ新宿座が在ったようで

す。

ムーラン・ルージュ新宿座

 屋根の上に風車のまわる小劇場「ムーラン・ル

ージュ新宿座」は、レヴューと軽演劇で、学生と

サラリーマンの人気を集めました。

山の手・小市民を主人公にした明るくほのぼのと

した作風と、社会に対する風刺性が人々を魅了し

たのは、戦争へと向かっていく当時の世相への

批判を意味していたのでしょうか?

〔新宿歴史博物館・説明板より〕

新宿は今もその面影を残していますね!・

 

新宿の移り変わり 

 最後は新宿区各地の移り変わりの写真です。

戦中から戦後・平成 新宿のうつりかわり

「戦時下のこどもたち 学童集団疎開」「戦災と

新宿」「戦後から平成 新宿のうつりかわり」の3

つのパネルから構成されています。

「戦時下のこどもたち 学童集団疎開」では、区

内の国民学校の児童たちの集団疎開の様子、

「戦災と新宿」では、昭和20年(1945)の空襲

を中心に、区内の被災状況を地図で展示して

います。

そして「戦後から平成 新宿のうつりかわり」では、

戦後から現在までの10年ごとに、牛込、四谷、

新宿(西口)、新宿(東口)、淀橋・大久保、戸塚・

落合の6地区に分けて、町並みの変化を写真で

紹介しています。

〔参考:「新宿歴史博物館 HP」より〕

これだけの展示で入館料300円はかなりお安め

です!

これで「新宿歴史博物館探検」を終わります。