「神の言ったことや教えに言われたとおりに従う」のが宗教だと思われていますが、
主人と従業員の関係ではなくて、
神はもっともっと人を自由にしたくてたまらないし、
その自由を実現させるだけの根本的な力を内に宿らせてくださいます。
神の所属であること、神のしもべであると自認すること。
これは、無神論者の実存主義哲学者サルトルが言うように、
人間の本質を、命令する神に帰属させてしまう不自由な在り方に思えますが、
むしろ、神は自由な本質として人間を自分に似せたものとして創造したと考えています。
私たちの自由の根底には、最大の自由である神が在ります。
芸術や創造は神の領分ですが、この創造の喜びが人間の自由の根底にあるのです。
自由とは、
自分が自分であること。
もっと、自分の才能を発揮していくこと。
互いに、自由を認め合い、
才能を伸ばしあっていくこと。