「私は父親が打ちひしがれているのを見て育った。ケガをして以来、定職につけず、父親は自信を失ってしまったのです」
「私はスターバックスの顧客に敬意を持って接したい。彼らがお店に来たら、自分の価値を感じられるような場所にしたいのです」
「そのためには、まず従業員に敬意をもって接すること。それが、スターバックスで顧客にすばらしい体験をしていただける基本だと思う」
仕事にありつけず、十分なお金を稼げなかった父親。ハワード・シュルツの目から見れば、父親は家庭でも職場でも、敬意をもって扱われていないように感じていたのでしょう。
そして、そんな人は父親に限らず、世の中にごまんといる。貧富の差が激しいアメリカでは特に目についたのかもしれません。

「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」(経済界)