昨日、久しぶりに兄の舞台を見に行ってきました。
大勢の方に来ていただき、本当にありがとうございます。
「小督(こごう)」という能で京都嵯峨野でのお話。
小督というのは帝から深い寵愛を受けていた女性の名前。
宮中から去って嵯峨野に身を隠しています。
帝は小督が嵯峨野辺りにいるという噂を聞いて
早速、探すように勅使を出し、源仲国(シテ)の元に
つかわします。
この舞台の見どころは
題名にもなっている「小督」が主役と思いきや、
実は勅使を受け、帝からの文を渡す役である
愛の仲介者、源仲国が主役というところ。
源仲国の視点からの恋物語。
その主役(シテ)・源仲国が着ていた装束の模様が
この立涌(たてわく)という模様です。
昨日の装束は写真と違って、薄い紫地にシルバーの立涌でした。
この模様、曲線が近づきながらも絡み合わず、
また元の曲線に戻り、離れて行く平行線の曲線模様ですね。
よく礼装や振袖に使われる模様らしいのですが、
その当時の日本人らしく
親しくなりすぎないからこそ長く続くというような
模様のメッセージを感じました。
実は能装束というのは、
ある程度の決まりごとがありながらも
その日の装束をどれにするか選ぶのは演者。
能楽師はキャストでありながらも
スタイリングもするのです(>_<)。
昨日は深緑の大口袴に
上はこの薄いパープルにシルバーの
立涌模様の長絹を選んでいました。
頭には黒塗り烏帽子
(私、この黒塗りが好きです。
夏の暑いときでもツヤのある黒は冷たさを
感じさせます)
秋を感じながらまだまだ蒸し暑いこの日。
演目の主役の堂々とした風体でありながらも
恋の仲介役にぴったりの装束スタイリングでした。
残念ながら写真撮影禁止なのが惜しい。。。
9月18日(日)18;30-19:30
会場:滋賀県近江八幡の八万堀にて
近江八幡の子供たちが主演する、水の浄化の環境問題を
テーマにした新作能「水の輪」を上演します。
八幡堀の行燈と現代アート、LED照明を使った幻想的な世界
へ是非お越しください。
入場無料です。
近江八幡観光協会
