おはようございます。
西本です。
よろしくお願いします。

今日は
「商品化は簡単ではない。」
について話したいと思います。



「自分が知っているや、自分が使える」と、
「知らない人へ教えれるや、伝えれる」は、
全く違う次元の話である。


あなたの商品を通して
あなたが持っているスキルを、
お客様へ教えることは簡単ではない。

あなたが知っているというレベルと、
お客様に教えることができるというレベルは
明らかに違う。


よって、商品にできるスキルを
既に持っている人でも、
商品化は簡単にできない。



商品はお客様が読んだり、聞いたりして、
容易に理解できる内容でないといけない。

そして、お客様がそれを学習した後に、
あなたが期待する行動を、
お客様がしてくれるかが、
最も大事な点だ。



どんな商品でも、学習後に必ず、
何らかの行動が求められる。

学習後に行動して初めて
教える側が期待する効果が現れる
可能性があるからだ。


つまり、どの商品も行動しない人には
効果が出ないということ。



お客様に行動してもらうには、
学んだ後にやってほしいことを
商品の中で明確に示す必要がある

私は思う。

理由は、お客様の中には
商品の内容を一通り知ることで終わりだと、
誤解している人が多いからだ。


多くのお客様は
やってほしい行動を明確に示しても、
行動してくれない。

それを明確に示していない商品なら、
更に多くのお客様が行動しないことになる。


このことを理解していれば、
伝え方の合格ラインは明確になる。

教える側が期待する行動を
お客様がしてくれたなら、
伝え方は合格で、
お客様が行動してくれないなら、
伝え方は不合格ということだ。

何かを学んだ後には、学んだことを
自分の中に吸収するための行動が
必ず求められる。

行動しないなら、
学んだことにはならない。

よって、お客様が行動するかが、
教える側にとって最も重要なことだ。



商品の中でお客様に何かを教える時
伝える順序は大切である。

商品を作る時は、
どの順番に話すのが適切なのかを
よく考えて決めないといけない。

そして、伝える内容はほとんど省略できない。

あなたが理解していることを抜けることなく、
お客様が理解できるように
伝えないといけない。



商品はお客様が容易に理解できる内容で
あるべきだ。

専門用語は少なくする。

専門用語を使うなら、
専門用語の説明はした方がいい。

「知らない人は、自分で調べて下さい。」
という姿勢ではよくないと、私は思う。


その理由は、お客様の中には
ネットでうまく検索できない人もいるからだ。


特に、40代以上は検索能力が低い。


10代は生まれた時から、
ネットが普及していた。

20代は物心ついた時には、
ネットが普及していた。

30代は10代の時には、
ネットが普及していた。

そして、40代以上は20歳を過ぎてから、
ネットが普及した。


40代以上は
行動を習慣化させやすい若い年齢で、
まだネットが普及していなかった
という不利な事情がある。

知らない言葉をネットで検索して
理解するという行動が、
体に染み付いていない人が
40代以上には多い。

40代以上は学生時代に、
知らない言葉を
紙の辞書で調べていた世代である。

40代以上でも、ネットでの調べ方を
よく理解している人は大丈夫だが、

40代以上の人の中には、
ネットでの調べ方が
全くわからない人も少なくない。


あなたのお客様の年代は、どうだろうか?

40代以上の方がいるなら、
専門用語をわかりやすく説明する丁寧さは
必要だと私は思う。


「自分が知っている、使っている」と、
「知らない人へ教えれる」は、
全然、別物である。

知らない人へうまく伝えるには
今より更に深い理解が求められ、
伝える順番だけでなく、
今の自分が知らないことも
追加で調べて理解する必要があるからだ。


そこまでしないといけない理由は、
多くの人は教えられた内容に納得するまで
行動しないからだ。



たとえ、それが自分が高額なお金を払って、
知り得た情報であってもだ。

人は高額なお金を払って
知り得た情報でも、行動しないことが多い。

その情報が無料や低額なら、
なおさら行動するはずがない。


お客様が納得してくれるかは、
あなたの伝える能力にかかっている。

最低でも、その内容について、
お客様が容易に理解できる
伝え方になっていないとお話しにならない。


お客様が
「行動を起こさないと、ヤバイことになる。」
「行動を起こさないと、すごく損をする。」
反対に、
「行動すれば、とても良いことが起こる。」

など、お客様の感情を揺さぶり、
揺り動かす伝え方が、
教える側には求められる。


伝える能力は、
「自分が知っている、使っている、
よく理解している」とは、
全く関係ない別物である。


自分が今持っているスキルを、
商品化することが簡単でない理由を、
理解してもらえたのではないだろうか。



そして、個人ビジネスは
商品化まで持っていかないと、
ビジネスが動き出さない。


既に「商品にできるノウハウを
持っている人」でも、
商品化まで持っていくのは簡単ではない。


商品化が簡単でないことを、
商品を作る人は直感で理解している。

だから、商品を作るという行動ができない。


目の前に越えないといけない高いハードルが、
いくつも並んでいるのが見えるからだ。

そのハードルとは、
伝え方を学ぶことや、
自分が今持っていない情報を調べて、
追加で理解することだ。

その調べる量は、
まあまあ多い場合がほとんどだ。


誰にとっても、一番最初の商品化が
大変なのはそのためだ。



お客様が理解できるようにするには
いろいろ工夫が求められる。

お客様はあなたより
その分野の理解力が低い。

だから、説明する時、専門用語は使えなく、
説明の省略もできない。

説明は中学生でも理解できるような
わかりやすい説明でないといけない。

もし、教えていることが
お客様に伝わらないなら、
お客様の能力が低いのではなく、
自分の伝え方がまずいと
考えないといけない。

理由は、お客様がそれを熟知している人、
理解している人どころか、
そこそこ知っている人ですら、ないからだ。

そこそこ知っている人が
わざわざ高いお金を払って商品を買い、
あなたから何かを学ぼうとは思わない。


そこそこ知っている人はまず来ない。

来るのはそれを全く知らない素人だけである。

だから、素人が理解できる説明が求められる。


もし、お客様が理解できないなら、
自分が悪いと思う。


そう思わないと、
上手な説明はいつまでもできない。




商品化は考えている以上に、簡単ではない。



<今日のまとめ>
商品化は簡単ではない。

その理由は、
伝える技術が求められることと、
今、知っていること以外を
追加で学ぶ必要があるからだ。