大手の進学塾(中学受験専門)で算数を指導してます!


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うちの子に合わないので転塾したいのですが、どう思いますか?


遠方に住む知人からご相談を受けました。


  時として転塾も正解!


私は個別指導、少人数補習塾を経て、現在は大手、中学受験専門の塾で集団授業をしています。いろいろなジャンルの塾で教えた中で、「この子は別の塾の方が向いているかも!」と感じたこともしばしば。


時には、転塾も正解!だと思います。ただ、転塾は子供にとって負担が大きく、塾ごとのカリキュラムの違いから、学習内容に穴ができる可能性もあります。


リスクを伴う転塾。慎重に検討するために

《やるべき3つのこと!》をお話します。



  転塾を決める前にするべきこと


①転塾の理由を明確にする!


②親が勝手に決めない。

=子供の意思も尊重する。


③子供自身に原因がないかも考える。


塾はいろいろなジャンルがあり、それぞれターゲット層を絞った運営をしています。つまり、塾はニーズ(補習か受験対策かなど)に合わせた住み分けがはっきりしており、得意とする生徒層も明確です。


  転塾の理由を明確にせよ


漠然と「合わない」と感じただけで転塾するの避けましょう。


まずは「合わない」と感じた原因をはっきりさせます不満に思う点、心配な点を箇条書きにしてみましょう。 実際に書面に書き出すことが大切です!その時、親目線子ども目線か分かるように書きましょう。


例えば

・思っていたより成績がアップしない《親》

・宿題が多すぎる《子》

・家庭学習のフォローが負担《親》

など


転塾の理由を明確にすると、転塾先を選ぶ基準もはっきりします。


  親が勝手に決めない!


塾に通うのは子供です。親の希望を押し付けるのではなく、子供の気持ちも汲み取りましょう。本人のモチベーションが保てないと学習効果は出ません。


  子供自身に原因がないかも考える


もし塾で授業をしっかり聞いていないのであれば、転塾をしても状況は変わりません。成績がアップしないのは、塾の学習指導が悪いのではなく、本人の学習意欲が不足しているケースもあります。


《 まとめ 》


・転塾の理由を明確化するために、親目線、子供目線それぞれの気持ちを書き出してみましょう!


→転塾する場合

転塾先に求める基準が明確になります。


→転塾を保留する場合

現状分析することで、改善策の模索につながります。