Part1のNo.1が聞き取れない | El Despacho Desordenado ~散らかった事務室より~

El Despacho Desordenado ~散らかった事務室より~

2015年1月4日から「Diario de Libros」より改名しました。
メインは本の紹介、あとその他諸々というごっちゃな内容です。
2016年4月13日にタイトル訂正。事務机じゃなくて「事務室」です(泣)。

本日、TOEICを受けてきましたので、それについて日が改まらないうちに雑感を。

 

まず、コロナ禍は明けたことになっちゃってるので無理もないのですが、マスクしていない人に限って咳をやたらしている人がいたのはちょっと残念でした。確かに体調チェック欄も受験票から消えたけどさぁ……テスト中ってみんな口を閉じているものなんでリスク低いのかもしんないですけど、一応密閉空間でもあるので勘弁してほしいです。

 

もしかしたら4月から変わってたのかも、なのが解答用紙。それまでは受験番号や氏名をもっぱら記入、マークするA面には合わせてちょっとしたアンケート(職業や英語学習歴や受験歴など)がついていたのですが、今回はそれがなく代わりに記入の注意事項が記載されていました。そういえば、記入方法を説明する大判のリーフレットがなくなっていましたなぁ。今はネット申し込みがすっかりメインになりそこでアンケートを取れるからでしょうが、まぁ決定的なのはコストでしょうね。まぁ分析は他にもやりようがありますから。

 

こう醒めたことを書いたのも半分は、できなかった八つ当たりです。あのね、Part 1のNo.1が、何を言っていたのか分からなかったの! なんなのあのAからのオーディオ、全然文として聞き取れなかったんですけど! Part 1は文字通りテストの最初の問題で、しかも写真を誤りなく描写している文を聞き取って選ぶという、会話や説明の内容を答える他の設問と比べれば総じて易しいはずの問題。初っ端からのつまづきには正直かなり驚き、知的にべこっと凹みました。

『Hummer流 英語勉強法』の濵﨑潤之輔さんのX(旧Twitter)を見ると「やや易」とあってえぇそうなの!?となりました。うぅん、修行が足りないってことなんでしょうね、bookcaseの意味とか。あとPart 5のあのhelpの後に~ingは付かなかったかやっぱり、とか。あれ終わりがけに動詞の原形の選択肢から変えたんですよね……後悔先に立たず。

 

そういう自分の方の問題を差し引いても、あの標準から外れすぎた発音はどうにかならなかったのか?とは思います。あくまで憶測なのですが、TOEICは自己目的的に難度が上がってはいますまいか。対策講座や本が多く出回れば、点数が上がるのは道理です。そこでレベルを維持せず、わざと聞き取りにくい発音で平均点を下げようというのは何かおかしい気がします。私の通っている独立系英会話の先生も、教室での自分の発音は英語講師のそれであって普段は気を抜いた、オーストラリア人以外には聞き取れない酷い訛りだよと自嘲交じりに実演してくれました。本当に、聞き取れませんでした。

他の言語と同じく英語にも地域や社会によっていくつもの層があり、そのそれぞれは尊重されねばなりません。問題なのはTOEICはそのうちの何の能力を試したいのかがブレてきていないかと疑わしめているところです。

 

正直、今回のでTOEICそのものについて色々考えたいところは出ました。今後の語学学習のやり方も含めて一度見直したいと思います。