(1)からのつづきです。
「生活知識」と「身体感覚」が学力を’後伸び’させるカギ
値段や時間を「ユニット」として考える力・・・・1時間の半分が30分で、15分は1時間の4分の1だということが感覚的にわかるかどうか。数をまとまったユニットとして視覚的にとらえられるか。25円を4つ集めると100円、ということがすぐにわかることが大切なのです。
子どもの学力は「キッチン」で伸ばせる・・・キッチンというのは、こうした身体感覚を子どもが自然に身につけるには最適の場所です。
親子で’感情を動かす’ことを心がける・・・単に「読み・書き・ソロバン」に長けているだけで生活体験が貧弱な子どもは、小学校4年生までは「できる子」でいられますが、その後が苦しくなってきます。
ノートは右目の前に置かせてください。書き込みたいページを右目のまっすぐ下に置くことです。こうすると、鉛筆の角度は自然に45度になり、正しい持ち方のまま書けます。もちろん、縦、横の線も引きやすい。
3年生までにどんな文章でもスムーズに音読できるようになれば、国語の成績は自然に伸びていくはずです。
○△×法。○=同じような問題が出ても必ず解けるという自信があるもの。△=そこまでは自信がないもの。×=さっぱり理解できなかったもの。
集中的に取り組むべきものは「△」がついている問題です。「×」の問題のほとんどは、今はやらなくてもいい問題、またはやれない問題と考えてください。
実は大切な「できなくてもいい問題」の見きわめ・・・・正答率が非常に低いものは、超難関校を目指すわけではないのなら、最後まで解けなくてもかまわない。正答率30%以下のものは解けないままでもかまいません。
子どもが持ってきた塾の授業中のノートを見ながら、「これを書いたとき、先生はどんな説明をしてくれた?」というところから聞き始めます。また「この問題はどうやって解くように教えてくれた?他の解き方は習わなかった?」ということを聞いて、先生の力量を知ることも可能です。
中学受験は、家族が一致団結して子どもを支えていく時間です。その時間には「合格」以上に大きな意味があります。合否を超えて、その時間が子どもの将来にとって大きな力になり、同時に家族の絆を強くするもの。そうであってはじめて、「中学受験は成功だった」と言えるのです。
読み終えた中学受験関連本。レビュー記事は以下。
「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」
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