これまで、カードで教えることへの違和感について3回にわたって記事にしてきました。


カードで教えることへの違和感

カードで教えることへの違和感(2)

カードで教えることへの違和感(3)


今、この書籍を読んでいて、この中に私の迷いや疑問についてズバリ書かれている部分があるので一部抜粋・要約します。



絶対学力―「9歳の壁」をどう突破していくか?


「体験的学習」と「知的系統的学習」

体験には前もって計算することができない複雑な要素が絡み合っているので、人が何かを体験的に得ようとする時には、持てる限りの能力を動員して入ってくる情報に対応しようとする状態が自然に生まれます。

例えば「海という文字を見て海を知る」場合と「海に行って海を知る」場合では、どちらが高度な情報処理を迫られるでしょうか。もちろん後者です。知るだけではなく感じること、感覚的に納得すること、これが大切なのです。体験的学習では本人も気づかないくらい大量の情報がインプットされているのです。

~割愛~

一方、ある限定された事柄を学習するために計算されて作られている知的で系統的なものは、単純で受動的で限定されているので、対応する能力も自然に、単純で受動的で限定的になってしまいます。高度な感受性を有する乳幼児期にこんな教育をしていたのでは、開発どころか様々な能力を未発達に終わらせることになってしまいます。


やっぱり、カードで教えることはほどほどにしないと・・・と思いました。体験に勝る学習はないですよね。とはいえ、自然の少ない東京ではその体験をさせることがとても大変なのです。頭がいたいです。

ひとまずどんどん外遊びをさせるのが第一かな。




絶対学力―「9歳の壁」をどう突破していくか?



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