いよいよ、始業式・入学式の前日になり、
新6年生が登校してきます。
ちなみにこの日は、出席日数には入りません。
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初めて先生になった私のことを、
知っている子はもちろんいません。
それでも、さすがに大人に見えるらしく、
子どもたちにとっては
「大人=先生」なのでしょう。
「先生、新しい先生?」
「どこの学校から来たの?」
「何年生の先生?」
そんなふうに声をかけてくれたのを、よく覚えています。
もちろん、
「2年生の先生ですよ」なんて、
答えられるわけもなく……
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そう、新6年生の一番の関心は、
「新しい担任がどの先生か!」ということ。
そのためこの日、
職員室の窓は新聞紙で目隠しされていました。
机の配置や黒板の様子から、
担任が分かってしまうのを防ぐためです。
もし用事があって入ろうとする6年生がいれば、
入り口の外で対応。
実はそんな作戦も、ひそかに取られているのです。
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入学式の準備はというと、
体育館や廊下、昇降口、トイレの清掃、
ステージ上の演台や花のセッティング、
新1年生の椅子並べ、
教室の掃除や掲示づくり、
書類や教科書の配付、そして袋詰め……
やることは山のようにあります。
教科書を入れる袋は、
お祝い用の専用袋なのですが、
余りは2~3枚ほど。
破らないように、
みんな慎重に扱います。
黒板の飾りつけも行いますが、
入学式後の学級活動で
担任の先生が名前を書くスペースを
空けておくのが鉄則です。
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こうした作業を、
先生たちと新6年生全員で、
およそ3時間かけて仕上げていきます。
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何年も入学式準備に関わってきましたが、
この日の新6年生は、ほぼ毎年、本当に立派です。
「これからこの学校の最上級生になるんだ」
そんな気持ちが伝わってきて、
見ていてとても清々しいのです。
この1年、どうかそのまま
大きく伸びていってほしい――
そんな願いを込めて、
先生たちはその姿を見守っています。