なぜ、保育士はおもちゃについて悩まなくてはならないのか 紀南保育所協議会 保育研修より | 知育玩具インストラクター よいおもちゃの与え方のメソッドで、日本中を幸せに

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一般社団法人 日本知育玩具協会 代表理事 藤田篤のブログです。

日本知育玩具協会

代表理事 藤田です

 

紀南保育所協議会の依頼を受け、熊野市、紀宝町、御浜町の保育園、幼稚園、こども園、学童保育所の75名の保育士を対象に、充実した研修会を実施しました。今回のテーマは「良いおもちゃの選び方・与え方と保育環境」です。

なぜ、保育士はおもちゃについて悩まなくてはならないのか

 

保育指針、幼稚園教育要領において、おもちゃを整え環境を整備せよと明言されています。

ところが、一部の保育士養成校以外には発達に応じたおもちゃを使っての保育環境の整え方についての授業はありません。また、幼稚園教諭、保育士の国家資格にも、おもちゃの整え方は試験範囲にもありません。誰も学んでいないのです。ですから、保育士になってから、学ばなくてはならいのです。

 

1. 良いおもちゃの重要性を理解する: おもちゃは単なる遊び道具ではなく、生きる意欲、学ぶ力を身につけるのための重要なツールです。研修では、創造力や非認知能力、プログラミング的思考力を育てる質の高いおもちゃを選ぶことの重要性について語りました。

 

2. 良いおもちゃを選ぶ基準: 良いおもちゃの価値について、藤井棋士の育ちとキュボロをはじめとする知育玩具の関わりからお話ししました。NHKカルチャーをはじめとする各地キュボロ教室を通じて、藤井棋士同様に、3歳からキュボロができるようになるために、0歳〜2歳までに体験させておくべき体験について、詳しくお話ししました。受講した保育士さんはおもちゃの価値を学び、提供するおもちゃが楽しいだけでなく、子どもの成長に役立つものであることを強く感じていただきました。

 

3. おもちゃを効果的に提供する方法: おもちゃを十分配慮して環境づくりをすること、遊びを援助することは、おもちゃを選ぶことと同じくらい重要です。おもちゃのジャンルやカテゴリーに基づいた遊び環境づくり、そして発達に応じて継続的におもちゃを整える方法についてお話ししました。このメソッドは、継続的に創造性や非認知能力を促進する家庭環境・保育環境を作るのに役立ちます。

 

4. 保育環境を整えるために: おもちゃを導入するために、「お金」のハードルをどのように乗り越えたらいいのか、とご質問をいただきました。整った保育環境は、子どもの全人格的な成長にとって欠かせません。過去の公立保育園の先生たちがどのようにこのことに向き合い、その壁を乗り越えたのか事例を踏まえて、アドバイスをしました。

 

安全・安心で、好奇心の追求と創造性、創造力が伸びるのに適したおもちゃについて、おもちゃのカタログの活用法とカルテットの保育環境コーディネーターによるZOOMオンライン無料サポートの開始についても具体的にお話ししました。

 

 

結論: 今回の研修会の受講者アンケートによると、紀南保育所協議会とその保育士の皆さんが保育の質を向上させる方法と可能性を見出す機会になり、大成功でした。おもちゃの選択と提供への配慮、遊びの援助と環境づくりに焦点を当てることで、子どもの発達と幸福の獲得に大きな影響を与えることができます。皆さんのお役に立てたことを心から嬉しく思います。

 

今からできること: 質の高いおもちゃの選び方や育成環境の作成について学びたい方は、日本知育玩具協会セミナー、保育環境コーディネーター養成講座、ベビートイ、キッズトイ、知育玩具2級講座をぜひ受講してください。一緒に、子どもたちの生活を充実させていきましょう。

 

保育施設で、保育環境を充実させたい保育士の皆さんは、私と協会顧問 汐見稔幸先生が監修した、カルテットオリジナルカタログで、保育環境に必要なおもちゃを体系的に整えてください。その際、保育環境コーディネーターによる(ZOOMオンライ または リアルでの)無料アドバイスをご利用ください。