みなさん、こんにちは。

 

 

今日は、表千家のお稽古の日。

 

 

小袋棚をやりました。

 

 

風情があっていいですよね。週1回、日本文化に触れ、日本人としての感性と心を取り戻す時間になっています。

 

 

今日、そのお点前をやりながら、ふとあることを思いました。

 

 

茶道はすべての動作が決められています。そこから少しでも異なると指摘されます。

 

 

特に、表千家は千利休以来の作法をほとんどそのまま継承されていると言われており、400年以上変わっていないことになります。

 

 

これを伝統といい、今でも400年前の茶人と同じ動作ができることは感慨深いものがあります。

 

 

一方で、形を変えず、異なったら修正され続けることで、進化は生まれません。

 

 

日本伝統文化はそれでいいのですが、その文化が、仕事の世界に入ってきてしまうといつまでも伸びません。

 

 

人類は進化と発展をしてここまで来ています。既存の枠組みからはみ出し、形を変えながら進歩してきた結果だと思います。

 

 

単純な事務作業一つとっても、進化が必要です。それを、従来と変えたくないというのは進化しないモデルです。

 

 

その状態が続くと、やがて官僚主義的になります。(官僚の人が皆そうではないのに、揶揄される表現はお気の毒ですが)

 

 

上の立場には弱く、下の立場に権威を見せつけたり、尊大、独善、画一的になっていきいます。

 

 

多くの人は、日本の伝統文化として今の仕事をしているわけではないでしょう。

 

 

でも、変わることが嫌だとしたら、もしかしたらそれは自分の生活や仕事が、「伝統文化」化してしまっているのかもしれません。

 

 

と、茶道をやりながら、そんなことを考えてました。

 

 

単なる、独り言の戯言です(笑)