一昔前は女子は短大が主流でした。
私の妹が社会に出る頃(バブルの頃)は女子は短大に行って早く就職することが美徳とされ、就職しても寿退職するという流れがありました。
今は短大は風前の灯火状態で運営を続けるのが厳しい状況です。
おそらく女子の学部進学が増えていることに反比例しているでしょう。
この記事を見ると、女子の学部生は約半数近くまで増えてきているので、おそらく今後の社会構造がさらに変化していくことになると思います。
日本はこれまで、至る所で、男性優先主義がありました。
教育は平等と言われて来ましたが、私は教育にも男性優先主義があったように感じています。
記憶に新しいところでは、私立の医学部の男子優先合格や都立高校の男女同人数にすることで女子の合格点が男子より大きく上回るなどありました。
いずれも今は変わりましたが(都立は2024年度入学から性別ではなく成績で合否を決めることに決定)。
世界的に見て、日本はジェンダーに関しては相当遅れていることがデータで示されています。
世界経済フォーラムが発表した2023年の最新ジェンダーギャップ指数は125位と過去最低でした。
世界の基準からしても大きくかけ離れた状態にあります。(ちなみに2023年の最新データで)
男女に関わらず、その人にとっての才能や能力が発揮できる環境と機会平等はとても大切なことです。
もっと言えば、ジェンダーだけでなく、教育は家庭の収入によって学びの機会が失われることがあってもなりません。
学びの機会の損失は国家の損失に繋がります。
自分だけ良ければいいとか、自分より能力がある人を干したり、自分の地位が危うくなるからといって利権化するとか、もうそのような人間的レベルの低いことはやめて、各人の能力に応じて活躍できる社会を創り、総体としてレベルが上がる世界を実現したいものです。