皆さん、こんにちは。

 

 

今日は、免許取り立ての息子の運転の横に乗って少々遠くへ。

 

 

私が免許取り立てのとき、父親が横に乗ってあれこれ指導受けたのを思い出した。

 

 

ヒヤヒヤしながら横に乗っていたんだろうなと。その気持ちが今日、よくわかった。

 

 

さて、今日も備忘録としてメモを残します。

 

 

テーマは

 

 

批判的な人は多読しても情報に振り回されない

素直な人は多読すると情報の渦に混乱する

 

 

本を読むことは大切ですが、子育て本をたくさん読む人で悩みがますます募る人がいます。

 

 

そのような方には「本をいくつかに絞って、それを数回読んでみて下さい」と伝えます。

 

 

たくさん読めば読むほど、混乱するからです。

 

 

それは一体どういうことなのでしょうか?

 

 

これまで多くの方の読書について観察したところ、大きく2つの類型が見受けられました。

 

 

一つは、批判的思考(クリティカル・シンキング)ができる人で、もう一つは、素直な思考の人

 

 

前者は本をたくさん読んでも振り回されることはありませんが、後者は振り回されっぱなしになります。

 

 

この類型をもう少し詳しくみていきましょう。

 

 

(1)批判的思考(クリティカル・シンキング)ができる人

 

このタイプの人はさらに2つに分かれます。

 

① 自分と同種の考え方を求める人

 

本を読みながら、自分と同じ考え方の場合は共鳴し、そうではない場合は排除するタイプです。批判的思考に偏りがあるとこうなります。その結果、自分の思想、思考がさらに強化されるだけで、新しい視点を学ぶということはほとんどありませんが、自分の信念が揺るぐこともありません。

 

② 自分と異種の考え方を学ぶ人

 

このタイプは自分軸を持ちながらも、多様な思考や考え方を身につける姿勢がある方です。このタイプは本を読めば読むほど教養と知識のみならず、多様な価値観や考え方を習得できます。しかし、自分軸があるので、それを育てていくような感じで成長していきます。

 

 

(2)素直な思考の人

 

素直というのは良いことですが、思考に至っては自分軸を持っておらず、不安感を抱きながら本をたくさん読むと情報の渦に振り回されます。このような方は、多読してはいけません。すればするほど混乱します。

 

しかし不安感を埋めたいと思っているので、本やネットの情報にますます”依存”していきます。その沼から抜け出ることがやがててきなくなり、思考そのものがストップすることもあります。すると高額なサービスや商品に手を出してしまうということもあります。

 

 

そのような状況に陥っている人を何人も見てきたので、そうならないためにも、本は数冊に絞り、それを何度も読むことをお勧めしています。

 

 

 

いかがでしょうか?

 

 

このような話を聞いたことがないのではないでしょうか?

 

 

一般に、読書の書籍を出したり、インテリジェンスな人たちは前者の(1)のタイプが多いため、(2)のような人の気持ちはよくわからないのです。わからないため、前者が普通と思って話を進めていきます。

 

 

すると、後者の人たちは、自分がおかしいのではないかと思い、さらに努力して多読をしてしまうのです。こうして負のスパイラルが始まります。

 

 

上記の構造がわかれば、世の中もっとハッピーになる人が出てくるだろうと思っています。

 

 

ということで、以上、備忘録でした。