引き続き八ヶ岳。
毎年ゴールデンウィーク中の八ヶ岳は、とんでもないレベルの人の多さで、飲食店はどこもほぼ満席で、予約なしでは入れない。
ということもあって、ウォーキングしながら新しい飲食店を冒険してみた。
途中、美しい花々が。
そして、いつも車で通っていて気になっていたが、見ると人が入っていないので避けていたお店が目に入った。
案の定、ゴールデンウィークにもかかわらず、行ったら誰もお客さんはいない。ランチの時間なのに。
でもこの飲食店は随分と前の30年近くからやっているようです。
一組、犬連れということでテイクアウトを希望して来たお客さんが来ただけ。
おそらくどこもテイクアウトすら一杯だからと断られる状況だから、Google MAPで近くの飲食店を検索し、この店に来たんだろう。
で、このお店の食事はどうだったのか?
「普通」でした。
不味くはありません。しかし、味が濃くて美味しいと思えるほどでもなかったというのが感想かな。
ゴールデンウィークで周囲の飲食店は大繁盛しているのに、お客さんがいないというのは、納得しました。
普通という言葉で思い出したのは、茂木健一郎さんの書籍に書かれていたオックスフォード大学のこと。
オックスフォード大学は、数多くのカレッジの集合体で、大学は街と一体化しています。
このオックスフォード大学エリアでは、変人が尊敬される文化があるようです。
大学教授たちの間でも、変わった人が多いらしく、それが、人々の間で尊ばれ、多様な文化を形成していると言うのです。
一方でスーツをパリッと着て歩いていると、「なんだ、ただの普通の人か」と、思われるようです。
確かに、「普通のカテゴリー」は数が一番多いですからね。
今回のコロナ禍で起こった現象の1つに、普通ではないとお店(顧客との関係を大切にしている、とても美味しい、なかなか予約が取れないなど)に人が集まり繁盛していたことがあります。
一方で普通のお店は相当苦戦したとか。
コロナ禍を機に、日本も徐々に価値観が変わってきているのかもしれません。
ちなみに、普通が悪いと言う意味ではなくて、単に普通には人が集まらないということなんでしょうね。
と、今回冒険して入ってみたお店から感じたことでした。