★「好奇心」を引き出す方法

石田勝紀オフィシャルブログ

Change from Education〜Be happy and exciting everyday！

皆さんこんにちは。

今日は天気もよく、気温も高いですね。

午前中池袋に行ってきましたが、電車内のマスクを外している人の割合がこれまで見た中で最も高く、驚きました。

ざっと２０％〜３０％という感じです。

気温の高さに比例して外す率が上がっていくのではないかと推測していますが、こうやって徐々に増え、真夏の頃にマスクしている人が逆に目立つという状況になるかもしれませんね。

ということで、今日は都内に移動のため、一日の結構な時間を使いました。

さて、今日は私の備忘録としてのメモ書きです。

「好奇心が強い人は、創造的な解決策に到達しやすく、型にはまった思考や誤った思い込みに落ちる可能性が比較的小さい」

これは、ハーバードビジネススクールのフランチェスカ・ジーノの心理学的研究で語られている内容です。

好奇心

確かにこれは学問の分野でもビジネスの分野でも必要は根源だと思います。

かつて私が国際経営学修士号（MBA）の修論でこのことについて研究をしたことがあります。

アントレプレナー（起業家）の資質を分析したところ、その源には「通常より強い好奇心」があるということがわかりました。

なので、必要なことはわかっていますが、問題は、どうすれば好奇心が出てくるのか？ということです。

おそらくほとんどケースでは、元々（遺伝子的に）組み込まれているものだと考えています。

そうでなければ”勝手に”出てくることはありません。

好奇心が育めるような環境があったとも考えられますが、そのような環境を与えても好奇心が出るとは限らない例をみればわかるように、環境よりも遺伝的要素が強いと考えられます。

実際、遺伝と環境のメタ分析結果を見ると、そのように断定せざるを得ないと思う結果にになっています。

しかし、それはあくまでも先天的な話であって、後天的に好奇心が強くなる可能性がなくはありません。

というのも、勉強の内容に対して好奇心が全くない子が、アプローチを変えただけで、好奇心を持つようになる例がこれまで何度も経験してきたからです。

ほっておけば、元々持っている好奇心が発動しますが、後天的にも引き出すことは可能ということです。

では、好奇心をどのように引き出せばいいでしょうか。

方法はたくさんあるので、短い文章では語りきれませんが、例えば、子どもが知っている世界、知っている用語を使って説明すると好奇心が引き出されることがあります。

子どもが知らない言葉や世界観で話をする典型例が、学校の授業です。新しいことを学ぶのだからそれはそうなのですが、説明段階では子どもの知っている世界と言葉で語っていくことで、新しいことに対しても理解ができるようになるので、好奇心が引き出されていきます。

また、言葉では、「なぜ？」という魔法の言葉が有名です。なぜだろう？と聞かれると関心を持たざるをえないからです。

つまり、後天的に子どもの好奇心を引き出すには、子どもの知っている言葉と世界を知らないと、できないことになります。

大人の場合はどうでしょうか。

もし好奇心を持つ人間になりたいと思うのであれば、あるトレーニングをするといいでしょう。

それは、全く興味がないことに興味を持つというトレーニングをするのです。

例えば、電車の車内広告に興味がない人は、全くこれまで読むことすらしてきませんでした。

しかし、どのようなジャンルの広告があるのか、どのようなキャッチフレーズを使っているのか、誰を対象に広告を出しているのか、この広告で気持ちが動くのだろうかなど

考えてみると、他の広告がどうなっているのか気になりだします。これを好奇心といいます。

つまり意図的に意識を集中させる、「有意注意」をすることによって自らの好奇心を引き出していくという方法です。

これをトレーニングしていくと、今まで見てきた世界が一変して見えるようになります。

すると、「創造的な解決策に到達しやすく、型にはまった思考や誤った思い込みに落ちる可能性が比較的小さい」状態になります。

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