石田勝紀のオフィシャルブログ

 

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みなさん、こんにちは。

 

 

夏休みということで、作文、小論文について書いておこうと思います。

 

 

小論文は高校生で出ているものなので、授業でおそらく書き方は習うはず。でもそういう授業は選択だったり、なかったりするかもしれず、実際は予備校や塾、通信添削で教えてもらう形でしょう。だから比較的書き方については学ぶ場はあります。

 

 

一方の作文は、読書感想文含め書き方を教えないので、子どもたちからすれば「面倒でやっかいな」ものになることが少なくありません。

 

 

このあたりの詳しい書き方は「小学生の勉強法(新興出版社啓林館)」の本に書いたので参考にしていただくとして、今日は別の話です。

 

 

作文と小論文ってどう違うか、知っていますか?

 

 

作文は「体験と感想」で構成され、小論文は「意見と理由」で構成されていると言われています。

 

 

確かにその通りですね。しかし、もっと重要なことがあって、その構成の前に「フレームワーク」が必要なのです。フレームに沿って書いていくことを教えてあげると一気に書けるようになります。

 

 

さらに質が高くなるには、ボキャブラリー(語彙)が必要で、毎回「楽しい、面白い、よかった」みたいな言葉だけであると、幼児の話し言葉のような文章になってしまいます。

 

 

これは、小論文でも同じなので、作文も小論文も土台は共通しているということです。

 

 

私は国語ができず、作文は当然アウトな子供時代を送っているので、このあたりのことは痛いほどよくわかります。

 

 

と、思っているところ、昨日、私の小学校3年生のときの作文を読んでみたのです。

 

 

かなりやばいね。

 

 

 (作文その1)

 

 

 

(作文その2)

 

 

読んでみると、時系列の行動を書いているだけで、形容詞はあっても「楽しい、面白い」の2つだけ。接続詞では「それで」という言葉ばかり多く、先生のコメントに「それでが多いね」と書かれていた。

 

 (作文その1の先生のコメント)

 

 

(作文その2の先生のコメント)

おそらく、先生の視点では、体験したことに気持ちを入れた感想が書かれていることが評価基準だったと思うけども、そもそも、言葉を知らないので、単調な文章になっているんですよね。

 

 

だから、小学生の勉強法の本でも書いたけど、気持ちを表す形容詞は予め複数出しておいて、そこから選択して書くようにしてあげるとボキャブラリーも増えるし、文章に動きが出るんです。

 

 

ちょっとしたことを仕組んであげるだけで、子どもは作文を楽しむようになります。

 

 

ということで、まとめると、作文、小論文に必要なことは「フレームワーク」「ボキャブラリー」の2つということです。

 

 

これができると作文で表彰されていきます。実際、小学生の勉強法の本に書いたことを実践して、表彰された報告をいくつもいただいているので効果はあると思います

 

 

だって何しろ、大半の子が書き方知らないのだから、知っている子が飛び抜けるのは当たり前だよね。

 

 

 

夏休みに作文や、読書感想文の宿題が出ているのであれば、それを利用して表彰レベルにもっていってしまうのもいいかもしれません。そうすれば、文章書くことが好きになるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

<昨日のVoicy>

 

のんびりな子に焦る親、どういう言葉がけすれば?

 

 

 

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