「ぐんぐん伸びる子にしたい!」をお手伝いする“子育て・教育メンター”石田勝紀です

1977年のことですから、だいぶ前ですが、アメリカの民主党上院議員の「ジョージ・マクガバン」氏がまとめた「マクガバン・レポート」というのがあることを聞いたことはあるでしょうか?

 

このレポートに従い食生活を変えたことで、がんやその他の疾病にかかるアメリカ人が急速に減ったということで大変有名なレポートなのです。そのレポートが発表された2年後の1979年にニューヨーク市の子どもたち100万人を対象に食事に関する調査が行われ、学力にどのような影響を与えるかということを4年間にわたって調査をしました。

 

その結果驚くべきことがわかりました。調査は、学校内のカフェテリアの内容を変えていくというものです。それまでは、ハンバーガー、フレンチフライ、ホットドックやコーラ、チョコレートミルクといったメニューでした。それを次のように変えていきます。

 

◉飽和脂肪酸と砂糖を減らし、パンは食物繊維が多いパンに切り替えました。

その結果1年後、標準学力テストの平均点が39点から47点へアップ

2年目は、さらに「合成着色料」「合成甘味料」を使った加工食品をなくしました。その結果、さらに平均点は51点へ上がりました。

3年目は、2年目までの結果が偶然性または他の要因にあるかどうかを検証するために、2年目と同様の条件をさらにもう1年続けた結果、平均点は51点で2年目と全く同点数がでました。

4年目は「合成保存料」を添加した加工食品を一掃した結果、平均点はさらにあがり、55点まで上昇したということです。はじめの年からの推移で見ると、39475155140%以上になっていることがわかります。

 

この調査では、この4年間教師の給与を上げることもなく、クラスの児童数も変わらず、カリキュラムの内容も変えておらず、変えたのはカフェテリアのメニューだけであるとこの調査にあたったアレキサンダー・シェラス氏は語っています。なお、同様の実験調査は、バージニア州のある少年院でも行われ、短期間で凶暴性が少なったという報告もされています。

 

糖質、脂質の取りすぎが体に悪いことは、誰でも知っています。また添加物については悪いかもしれない程度の認識があることでしょう。今、子どもたちを取り巻く食は日本食から欧米食へと変貌し、スナックや飲料も大変多くの糖質や添加物でまみれています。一時期は、このような話をすると、眉をひそめる人も結構いましたが、今は、随分と時代が変わりました。

 

砂糖や添加物はいい商売になり、しかもそれを使う側は安く作れるため大量に使用します。かつてはこのような裏情報はあまり表に出ませんでしたが、最近はかなりでていますね。(私は直接、この業界に携わる方々から話を聞いています)

添加物に関しては、日本は欧米と比べ大量の複合添加物(使用許可量は桁が2つも違うレベル)が使われ、農薬は全世界の中でも非常に多くの農薬が使われていることは有名です。また最近は、このような情報が巷に流通してしまったため、逆に、無添加と表示すれば高い値段で売れるということもあり、コンビニでも「合成保存料、合成着色料不使用」という商品が売っていますね。もし本当にそうであればすぐに腐ります。

 

これは表示しなければいけない添加物を使っていないというだけで、全ての添加物を使っていないというわけではないのです。そうしなければ、売れなくなるからです。また、大手ハンバーガーチェーンが不振にあえいでいますが、その理由は、加工段階でのずさんな食の安全性が担保されていないということで報道されていますが、実のところは小さい子どもを持つファミリーの間でSNSの拡散が原因の一端になっていることはあまり知られていません。

このチェーンは、アプリを活用して集客をしていましたが、アプリを活用している人はSNSを使っている確率が高く、そのネットワークで、ハンバーガー、ポテトの原材料が公表されたことが背景にあるのです。

 

 

食べ物は本来、体に良くなくてはいけません。なぜ、お金を払って体を悪くしなければならないのか、不思議なところです。

このように、情報化社会のお蔭で、嘘がばれることもあれば、逆にそれを上回る宣伝で洗脳することもできます。特に小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、しっかりとした知見と事実に基づき、判断されるとよいでしょう。

 

※7月24日(日)に愛知県刈谷市で、大変、定評のある薬膳の専門家の岩瀬さんと、私で、「伸びる子を育てる食と教育のセミナー」を行います。(私は食の専門家ではないので、教育のお話です)食は健康は勿論のこと、頭脳にも影響を与えます。健康な次世代の子どもたちをたくさん増やすためにも、このような「食と教育のコラボセミナー」も今後、あちこちで進めていきます。

 

*お知らせ***

< Mama Cafeとは>

全国でたくさんのMama Cafe やっています!日頃子育てなどで心配なこと、子どもの教育でどうしていいかわからないことなど話をしてみませんか?

3人~で実施できます。ホテルのカフェ、街中のおしゃれカフェなどで実施します。詳しくはこちらをご覧ください。参加費:1000円/1人 ✴︎収益は子ども支援のNPO団体へ寄付されます

 

すでに日程が決まっている一般公募のママカフェは以下をご覧ください。

 

【Mama Cafe 】 一般参加者可能のMama Cafeです

 

◆7月6日(水)10:00~12:00 @東京大学 本郷キャンパス内 カフェ

テーマ 「家庭環境が子どもを育む」(東大生の女子学生にゲストで来ていただきます)

定員: 満席となりました

費用:1000円

 

◆7/19(火)10:00~12:00 @高円寺 (レクトサンドカフェ

「夏休み前の子ども手帳術」に関して、実際にワークをして個別の子どもスケジュールのフレームを作ることもやります

定員:あと1

詳細は後日発表ですが、ブログでは先行して予約を受付ます

予約先→ こちら

 

◆7月21日(木) 14:00~16:00 @博多 (NEW)

テーマ「個別の子育て・学習相談」

定員:あと3名

費用:1000円

お申込みは こちら (先着順)

 

◆9月8日(木)10:00~12:00@恵比寿 (NEW)

テーマ「理数の強い子に育てる」

対象:幼児、小学生がいらっしゃるママさん

場所:東京都渋谷区恵比寿1-15-4 三木ビル2F 恵比寿駅徒歩3分 こちら

定員:あと4名

費用:1000円

 

 

今後の予定は、ブログで随時発表していきます

 

【今後の講演会日程】

 

◆7/10(日)13:00~16:00 @東京都二子玉川 カタリBA

「夏休みに子どもの自主性を身に着ける手帳術」の講演会を行います。

かなり充実した中身の濃い講演&ワークショップです。お早目に予約下さい

 

Facebookをお持ちの方はこちら→ 講演内容

一般のWEBサイトの方はこちら→ 講演内容

 

◆7/24(日)  13:00~15:00 @愛知県刈谷市 定員20名 参加費4000円(ドリンク付)

薬膳のプロフェッショナルな方とコラボ講演会をやります。(NEW)

『伸びる子を育てる食と教育の秘訣セミナー』です。

公開日にたくさんの申込みがあり、席数が残り少なくなっていますので、ご参加可能な方は、お早めにお願いします

詳細がこちらのブログに書いてありますこちら

申込先→ こちら

 

◆7/26(火)19:30~21:30 @東京都渋谷区千駄ヶ谷 サンクチュアリ出版社 本社ビル1階

  「『1冊の手帳』で子どもは変わる!」 (席数が少なくなっています。お早めに)
夏休み前に自ら勉強する子にしていこう!
―子どもが自主的に行動してしまう
「子ども手帳、4つのマジックワード、Gノート」の3つのツールを公開

 

お申込みはこちらから

 

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「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう」(ディスカヴァー21)

「『勉強脳』をしつける勉強法」ビジネス社 など

 

<子ども手帳の本は、発刊3か月で5刷、中国語版、韓国語版決定となりました!>

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