さて、この前の空中放電実験を覚えておいででしょうか?

あれを利用して、またちょっとした実験を。「希ガス」というのを

ご存じですか?周期表で一番右端にあるやつ。この希ガスは安定

しているのだけど、エネルギーを受け取ると、励起して(子供

達は、元気にいっぱいになってサイヤ人みたくなる、とでも

思っていてください。)エネルギー階位が上がる。そして、それが

もとの状態に戻る時に、それぞれ固有の発光現象を起こす。

(サイヤ人になると髪が金髪になって光るとでも思ってもらえれば)

たとえば、ネオン看板なんかはこれを利用しています。希ガスで

あるネオンを管内に封入して電気エネルギーを与えて発光させて

いるんですな。(もう、みんなLED看板になっちゃいましたが。)

で、どんなエネルギーをかけるか?と思ったときに、「ああ、この前使った

空中放電の電気エネルギーがつかえるな。」と。

さて、早速、様々な希ガスを個人輸入だ。

ネオンにヘリウム、キセノンにクリプトン、アルゴン、おや、希ガスではないが窒素

も入っているぞ。ではさっそく一番きれいな「ネオン」にエネルギー注入!

次々とやってみよう!アルゴン、窒素、クリプトン、キセノン、ヘリウム、

そして再びネオン、の順ね。みんな個性があるでしょ?

生徒たちは「うるさい!」と言いながら、けっこう花火みたいに楽しんで

おりました。