すみません。5月行きます。
5/3
ああ、やっとGW突入。といっても土曜日だからいつもと同じ感じ。
運河の土手でもぶらぶらするか。そうだね。ただ、ぶらぶらする前に
付近でおいしいラーメン屋さんなんかないかしら。
グーグルマップで調べてみると・・・・
何やら運河の二つ前の駅「初石」で評判のよさげなラーメン屋さんが・・・・
「The Noodles & Saloon Kiriya」というらしい。
で、行ってみると、大行列。だいたい、和菓子屋の看板。
即、帰ろうとしたけど、まあ、話のタネにと私も並んだ。この時点で午後1時半ごろ。
しかし、まさか、2時間以上待たされるとは・・・・・で、午後4時近くにやっと
食すことがかなった。ええ、たしかに、非常に独特の金色のラーメンスープ、大変
に美味しかった。ただ、昼飯に午後4時近くまで待つのはさすがに参った。
※後日談。本当に、こういうことはちょっと不思議ぐらいよくあることなのだけど
帰った翌日くらいにテレビでこの店の特集をやっていた。相当に有名な店らしい。
で、食事が終わった後、当初の目的通り、運河の土手に向かう。ああ、子供の日
が近いので、鯉のぼりを運河に渡しているぞ。
ここをずっと江戸川に向かってぶらつくのだ。途中、いい感じの森があって、
ここのベンチでまったりするのが、私の極楽。
で、ちょっと酔ったくらいで、枕を出して昼寝するのも極楽浄土。
起きたら、もう夕暮れだった。そのまま江戸川まで向かう。
どんどん、日が暮れる。
途中、ゴルフ場など。
みんな頑張っているなあ。
5/4
あの、砂嵐にさらされた望遠用の整備。また、キャスタの取り付け部分がヘタって
きて、水平回転部と干渉しはじめたのでそれも修理せねばならない。
これは、台座の部分が変形しているなあ。もう自作してから30年以上もつかって
いるからね。というわけで、アルミ角パイプを「骨」として、ゆがみを正そう。
ただ、数年以内にこの台座部分そのものの交換が必要だろうなあ。
我が家のDIY用ガレージもどき。手前の高速金属カッターでアルミ角パイプを裁断。
そのあとは、奥のボール盤で穴あけ。いつかは旋盤も買いたいなあ。
水平回転部ベース。
で、ベース部をアルミパイプで補強。干渉していたボルト部分も切断して干渉
しなくする。
ついでに、回転部にグリスを塗って、と。
と、これをだしっぱにして作業を続けているときに星仲間から電話。
「S氏が亡くなった。」
S氏も長い付き合いの星仲間だ。上の中央部のボルトを見てほしい。角度検出器
(エンコーダー)を取り付ける部分だ。これがあるから宇宙の座標軸がわかり、
いろんな天体を導入できる。非常に高い精度の加工が必要で、ボルトの「ど真ん中」
にエンコーダー取り付けの穴をあけなければならないのだ。実は、S氏は、旋盤名人
で、私は10年ごと、このボルトが摩耗してくるたびに、彼に制作を依頼してきた。
それもビール券3枚、という破格の条件で。ああ、そのS氏が亡くなったのか、
まさにそのパーツをいじっているときにそんな連絡が入るとは。虫の知らせと
でもいうのだろうなあ。物悲しいGWになってしまったなあ。
通夜は5/6。ぜひ、出席させていただこう。
しかし・・・・最近、人が亡くなりすぎていないか?天文仲間だけでもこの1年で
3人目だ。ご近所でもそうだ。この前は教え子のまだ50代の父親が突然死した。
礼服はずっと片せていない状況だ。なんか変だと思うよ。
さて、ミラー面もこの前の砂嵐で相当に汚れた。2年ぶりにミラー洗浄。
ただ、このミラー。とにかく重い。よくありがちなドブソニアン(簡易式望遠鏡)
のシンミラー(薄いミラー)とはわけが違う。ミラー精度も光の波長の1/10という
本格的なものだ。公共の天文台に入っていてもおかしくはないものなのだ。
そのうえ、このミラーを固定しているセルと呼ばれる部品も鉄製で嘘みたいに
重い。これを望遠鏡から取り外して洗浄するのは、私の腰を破壊するには十分
なのだ。で、この作業の時には必ずこれをつける。恐ろしいくらいの締め付け力を
誇る腰ベルト。
で、ミラーを流しに持ってきて水ジャンジャン出して汚れを落とす。
砂が流れたら、カシミア風高級ティッシューペーパーを惜しげなく使い、
中性洗剤をかけながら鏡面をぬぐう。でその後、また水をじゃんじゃん
かけてゆすぎ、最後に・・・・・精製水をかけて水道水を洗い流す。
昔これをやらなくてえらい目にあった。水道水は思った以上に不純物が多く
含まれていて、乾いたら鏡の上が水滴の後だらけになって泣いた。
洗浄終了。おお、鏡がぴかぴか。
で、鏡を乾かしてから望遠鏡にセット。100キロの本体がこれだけなめらかに
動くようになって爽快。
5/6
GW最終日、S氏の通夜へ水海道に向かう。久しぶりに星仲間が集まる。
S氏の奥様からいろんな話を聞いた。なんでも常磐高速走行中に心筋梗塞
を起こして、それでも必死に路肩に車を止めてそのまま亡くなったそうだ。
いつもは物静かな男なのだが、いざというときには大事なことはやって
くれていた彼らしい最後だったようだ。看護師である奥様に、「心筋梗塞
って、何か心不全とか前兆はなかったのですか?」と聞いたら
「全くありませんでした。」ということだった。
「櫛の歯が欠けるように」というのは、こういうのを言うのだろうなあ。
何とも言えない思いが、胸を去来した。なんだかなあ。
というような、GWまでを送っておりました。