仕事が山のようにたまりまくり、更新できませなんだ。ごめんなさい。
4月~5月の出来事などをまとめて書かせていただきます。
4/17 授業の前に上野科学博物館へ。今、「古代DNAー日本人のきた道ー」
をやっていましたので、つい。
いや、何がすごいって、ついこの前まで、縄文人の遺伝子解析などできな
かったのですよ。たった数千年前でさえ、腐敗してしまってちゃんとした
DNAは得られなかった。それが「次世代シーケンサー」という魔法の機器
ができたことで遺伝子解析がきちんとできるようになったのです。
その能力、今までの遺伝子解析シーケンサーの10万倍。
たとえば、池の水、バケツに一杯汲んできたとする。この次世代シーケンサー
にかけるとその水に含まれる生物のDNA断片から、その池にどんな生き物が
どのくらいいるかまで分かってしまうのです。これ、もう神々や魔法の領域
ですよ。たとえば、どっかの造物主が、「種まいておいた惑星、どんなん
なっているかな?そうだ、すべての水は海に通じているから、海水ちょっと
採取して、ウルトラ次世代シーケンサーにかけてみよっと。」でその星に
いる生物を類推できるようになったりするかもね。
で、発掘された縄文人の骨からDNA解析し放題になったのが最近なのです。
で、わかったこと。我々には10%程度の縄文人のDNAが残存している。
また、今まで日本人は大陸から渡ってきた、ということになっていたが、
縄文人の遺伝子は、大陸の人々ともかなりかけ離れている、ということ。
現代日本人でさえ、大陸の人々と離れているのですが、縄文人は遥かに
離れている。現代人は、縄文人と大陸の人々との中間に位置している。
今までの常識が覆されることが多々、起こっているのです。まず、縄文
以前、かなり前から、東南アジアの人々が入ってきていたらしい。
これは現在タイの森の中で生活しているマニ族と、縄文人に共通の遺伝子
が見つかっているので間違いない。その後、日本は海面上昇により、ほぼ
孤島のような様相を呈して、遺伝的にも隔離され、世界にまれにみる
縄文文化を築いていくことになる。その後、なんらかの事情で大陸から大量
の人々が入ってきて混血、弥生時代を築いていく。
その後、古墳時代に、世界各地から続々と異民族が入ってきて、それこそ
学者に言わせると、まったく顔つきや肌色や、言語が違う人々がうじゃうじゃ
していた国際見本市みたいだったみたいです。ここで、壮大な混血が起こった
そうで、ぜひその場にいたかったですな。
縄文人の復元模型。40代でなくなった女性だそうです。今でもいそうですよね。
こちらは弥生人。これまたどこにでもいそう。
これは土偶。現代の漫画を彷彿しますな。漫画文化はこのころが起源で、北斎
あたりで技術的に発展して、手塚治虫あたりで完成したんではなかろうか。
デフォルメの才能が半端ない。
縄文あたりの犬。犬はかなり前から飼われていた。これも時代とともに骨格等
変化を続けている。このころは、なんかエジプトの犬に似ていそう。
縄文、弥生、古墳時代等、江戸時代以外はみんな現代人とさして変わらない身長
だったみたいです。江戸時代は栄養が足りてなかったのかもしれませんな。
4/24
東京ビックサイトEDIXへ
早い話、現代のAIやチャットGPT等が教育現場でどう活用されていくか、の展示会。
いや、もうね、私のような縄文人のDNAが120%くらい入っている人間にとっては
SFの世界でしたよ。だけど、否応なしに、ChatGPT等は、現場にどんどん入って
くるのは間違いない。ただ、それは果たしてすべての子供たちに良い影響を与え
られるのか、デメリットはないのか、不安は募るが、避けては通れないのは
間違いない。
4/26
那須岳に星見。
しか~し。天気は良かったけど、超強風。それもいつもの駐車場は工事中で、砂が
もってあり、砂嵐のような状況で観測を断念。そうそうに、車中で夕食。
とにかく、この日は天体観望どころではなかった。それに、機材に砂が入り込んで
後でそうとうメンテが必要だった。↓車中の牡蠣&タラチゲ鍋。
朝は風もやんでいい天気だったのだけどね。
雪はまだまだ残ってましたよ。
とにかく、いつもの温泉に。
露天風呂独占。
観光がてらに、例の殺生石などを。
ここら辺は、本当に荒涼としている。「教伝地獄」の物語など、怖すぎる。
生臭坊主であった「教伝」は、仲間と那須に温泉旅行に行くことになったが、
母親がせっかく作ってくれた朝ごはんを、へそを曲げて足蹴にして出かけてしまう。
さて、那須についたら、突然彼の足元が割れて、中から熱水(それともマグマか?)
が噴き出し、「私は親不孝をしたから罰があたったのだ!」といいながら、下半身
炭化して死んでしまったらしい。年代とか寺の名前とか、かなりしっかり残って
いるので、なにかしらの事実はあったのかもしれない。これ、ぜんぶお地蔵さんです。
さて、殺生石が見えてきた。
この後ろの巨石が殺生石。見事に割れてる。
殺生石が割れると、九尾の狐が解放されて日本に厄災をもたらす、というのは
ほんとうなのだろうか。
このあと、すぐ近くにある有名な「鹿の湯」に入る。硫黄の匂いばっちりの本格
温泉。さすがに中にカメラを持ち込むことができず、話だけ。
中は、41、42、43、44、46、48度の6つの湯舟があり、みんな好みのやつに入ります。
私など、42度でギブアップでした。湯はとても濃くて、効能ありそう。
なかなか風光明媚なところにあります。
4/30
卒業生が遊びに来た。「塾長のスパゲッティーが食べたい。」というから
作ってあげた。大喜びして食べてくれた。とろけるスライスチーズ&
半熟目玉焼き&大量のマッシュルーム入りの特製ミートソーススパゲッティ。
続く