またまた中学時代の同窓だったオヤジたちが集まって、再びよからぬ
企てを・・・・
「そうだ!久しぶりに筑波山でも登ってみようぜ!」
そう、この3人で、もう、40年近く前、筑波山に登ったことがあったのだ。
その時はみんな大学を出て数年後くらいだったか。
そうそう、その時の不思議な話を一つ。まだ某大学の学生だったころ、
私は、もう「白」とは言えないこ汚い白衣を着て、校舎の3階の実験室で
実験三昧の生活を送っていた。ところが、その時、変な音?を聞いたのだ。
窓の外から「カ~ン!」という、なんとも言いようない、今まで聞いたこと
がない、音と言ったらいいのか、声といったらいいのかわかない音色。
なんだろう?私は実験を中断して、窓の外を覗いた。
すると‥‥校庭のフェンスに、丸々太った大柄な中学生が、両手でしっかり
フェンスをつかみ、大きくぶるぶるふるわせながら、「カ~ン、カ~ン!」
と大きな声を出し続けていたのだ。彼が一体、何をしたかったのか、私には
分からなかった。もしかしたら知的障害もあったのかもしれない。
ここら辺には中学は「とど〇〇中学校」しかないから、そこの生徒には
違いないなあ。
さて、話は当時の筑波山登山に戻すが、若かった僕らは、麓から歩いて、
けっこうきつい思いをしながら、頂上付近の駐車場についたのだ。
すると・・・・・どこからともなく「カ~ン」という聞き覚えのある
音が聞こえてきたのだ。
駐車場を見渡すと、果たして、学生服を着た中学生が、体をぶるぶるふる
わせながら、大きな声で「カ~ン!」と叫んでいた。まさか、
「彼」ではあるまいな、とは思ったが、近くにバスが停まっていて、
その窓には、しっかりと「とど〇〇中学校ご一行様」の札が・・・・・
おそらく、筑波山へ学校の遠足だったんだろうね。僕の卒業後1~2年
後の事だったけど、彼はまだ在学していたんだ。
大学は千葉だったんだけどね。なんでこんなところでまた会っちゃうのだろう。
前世で、何かやらかして、彼と浅からぬ「縁」を築いていたのかもしれない。
その時、「私の今世は、なんてコンパクトにまとまっているんだろう。」と
思った次第です。
で、今回、ほぼ40年ぶりの、当時と同じメンツによる筑波山登山でございます。
途中、下界から見る、私が最も美しいと感じる筑波山風景。
さあ、昔と違ってインチキして、途中、中腹まで車でいって、そこで来る途中
で購入してきたコンビニ弁当を食べてすぐ登山。下界が美しいなあ。天気最高だね。
ここはキャンプ場。この景色を夜景にキャンプするのもいいなあ。今度予約を取って
みるか・・・・
山頂近く。やはりオヤジ3人組は、息があがるあがる。
結局、山頂付近はあまりにも混んでいて、断念。
昔、一人で来た時に撮った山頂の写真を載せますね。この写真、自分で撮って
いうのも何だけど、結構好きです。
で、3人は山頂はあきらめてすぐ下山。
なかなか、まだ紅葉なんぞも奇麗でございました。
で、超特急で柏まで戻って、おやじ3人衆は居酒屋へ。リベンジを誓いながら、
美味しいビールを飲んだのでありました。やっぱりいつも、オヤジ旅は楽しいなあ。