さて、朝。福島方面秘密基地No.2はこんな感じです。朝日は木々に遮られ、野鳥の声で目覚めることができます。しかし、今朝は・・・・夢の中にレイソルの歓声が響き渡った。(うちの近くにレイソルスタジアムがあり、試合の時は歓声が聞こえるのです。)夢うつつの状態で「おかしい、なんで歓声が聞こえてくるんだ。それもこんな朝っぱらから。ここは人里離れた山の中だったのではないか・・・・」とぼんやり思っていたのですが。これがなんと、キツツキの打撃音だった!すぐ近くで「ダダダダダダダダダダダダダダ!」とやりまくっていた。まるで工事現場である。自然豊か、というのも考え物である。

で、朝食なども。朝はパンとコーンポタージュとトマト。簡単に済ませます。

で、いよいよ山中散策に出発。この奥に宝石のような沼があるのだ。

森の中に入ると、温度がちょっと下がって涼しく感じる。ああ、新緑が輝いている。

こんな新緑の中を歩ける幸せ。もちろん新緑の匂いで充満していて、意識的に深呼吸しながらの散策だ。気持ちいいなあ。

見上げると、カエデ。秋には奇麗に色づくだろうなあ。

で、やっと男沼に到着。ちなみにこの右の木を私は「キングギドラの木」と命名している。ここから沼の周りを巡る。

途中にある、「春もみじ」。春に紅葉する。ただ、今年はそれほどでもないなあ。

先端部だけ、ちょっと赤い。

途中、ホオノキなども。この大きな葉に味噌でもつけたおにぎりを包みたいね。

光をすかして緑が映えるね。

ああ、誰もいないこの沼辺を一人ぶらぶら歩いていると、このまま魂が居残ってしまいそうな気がするね。秋はここは全部紅葉するんですよ。この世のものとも思えないよね。

動画なども。

何か心の澱が溶けていくね。

ここからちょっと歩くと水場あり。

で、いつものようにここでコーヒーを淹れる。新緑の匂いと淹れたてのコーヒーの香りが鼻孔をくすぐる。たまらんなあ。

 

あの山が「栂森」。今度来た時に登ってみたいね。

さて、ここからもう一つの沼、「仁田沼」へ向かう。前にも書いたが、仁田沼は遷移が進み、もうすぐ「沼」から「湿地」へ変貌を遂げようとしている沼だ。

 

動画なども。湿地に近いのでカエルの声が良く聞こえる。

周囲をめぐるには湿地なので木道ができている。右側はみんな水芭蕉だ。

おや。左側に藤の花か。

ちょっと散りかかっているけど・・・誰もいない山中で見ると風情があるね。

巨木が倒れている。

しかし・・・・根はまだ断ち切れていないのか、倒木からいたるところ新芽がでて、枝葉を伸ばしている。奇麗な新緑だ。たくましいなあ。

動画の方がわかりやすいかね。

隣にあった老巨木。こんなのが突然倒れたのだなあ。

さあ、最後に、この地区で最大の沼、女沼へ ただ、時間が迫っているので、丘の上から眺めるだけで・・・・・男沼もそうだったけど、新緑の中の宝石のようだね。男沼と違って、高台からその全景を見られるのが素晴らしいね。

別方向から

で、ふもとに降りて温泉に入り、うまいお蕎麦を食べて、と。

午後3時過ぎに帰路についたのであった。ああ、久しぶりに堪能した良き山行でございました。