いや、まだあの怒涛の夏期講習の疲れが抜けないです。年のせいですね。

で、夏期講習中はほとんど出かけられず、仕事は朝から晩までウルトラ

ブラック(授業は朝9時半から、夜10時までだったし、授業準備等で、

寝るのはだいたい午前2時過ぎだった・・・・)。雇われの身では

ないので、「これブラックじゃないっすか!」と文句を言う相手は自分

自身なのでございます。

で、どこにも行けない身の唯一のストレス解消がネットの「ぽちり」

で、いろいろ化石を買いまくった自分を叱って(褒めて?)あげたい。

で、夏の日の思い出の品々。

解説

フズリナ 古生代後半(3億年前くらい)に大繁栄した有孔虫の仲間。

もちろん現在は絶滅している。現代の「星砂」に近いなかま。大量に堆積した化石。

白いつぶつぶが一匹一匹。ちなみに絶滅理由は地球の「全球凍結(地球全部が氷

漬けになる、という究極の氷河期)」によるものと言われている。

で、その一匹一匹を分離したもの。ひとつ一センチくらい。

これはいわずと知れた三葉虫。これも古生代。(この化石だけ、前から持っていた

もの)一時は世界中の海で広く繫栄していた。それが突然絶滅。これもフズリナと

一緒に「全球凍結」で絶滅した、と言われている。

まさに、平家物語の「盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の

夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」だなあ。

人間もきっといつの時代か、そういう日を迎えるのかもしれない。

これは中生代白亜紀(1億年前)の琥珀。琥珀とは樹液の化石化したものだ。

だから、いろんなものが含まれている場合がある。で、これ。

よく見ると・・・・それぞれの琥珀に「蚊」が包埋されている。

 

1億年前、というとまさに恐竜が地上を闊歩していた時代。この蚊たちも

きっと恐竜の血液を吸っていて、その体内には、それが残っているかもしれない。

すると、もしや、恐竜のDNAも採取され、復元へ!というのがジュラシックパーク

だった。こんな話ももしかしたら現実になる日が来るかもしれないね。

さて、その中生代、と言えば、これ!アンモナイトだ。イカやタコの仲間だと

言われているよ。言ってみれば、殻をかぶったイカ。カタツムリとナメクジの

関係みたいだね。これも世界中の海で大繁栄を築いたが、6600万年前に直径10キロ

の隕石の衝突により、恐竜とともに絶滅した。地球の直径、13000キロ弱。その

千分の一にも満たない隕石が落ちてきただけで、地球の全生物の75%が絶滅した

と言われている。この時、メキシコのユカタン半島では1500メートルの大津波が

発生したといわれている。高さ1500メートルの津波って、襲ってきたらどうすれ

ばいいんだろう・・・・・海は瞬時に酸性化し、海洋生物には大打撃を与え、

衝突により吹き上げられた粉塵で太陽光は地表に届かなくなり、地表は寒冷化

し、地上生物たちもほとんど死に絶えたのだ。まさにこの世の地獄絵図だ。

化石の中には磨けば光るものもあるようだ。このアンモナイトは奇麗に

光っているよ。まあ、アワビの貝の内側が金属光沢だから、これもありか。

で、このアンモナイトが集まった円盤も買ってしまった。これが自然に

出来たものなのか、人工物なのかは不明。まあ奇麗だからなんでも許す。

ずっと新しくなって新生代第三期中新世(1500万年前くらい)、

といっても人類らしきものが出現したのが500万年前、ホモサピエンス

が出現したのは20万年前くらいです。日本はかなりの部分が海の底。

ただ、陸地もあったようで、河口などはかなり暖かかったこともあり

マングローブ林になっていたようです。そこで大繁栄していたのが

この巻貝ビカリア。今の「ウミニナ」「カワニナ」の近縁種です。

と言うわけで、ストレス発散にしては今後の理科の授業にも役立ちそうで

良かったか?